2007統一地方選挙

統一地方選挙が終わった。
もっとも、わしの地元の地区は県議会議員の立候補者が1人しかいなかったために不戦勝。
何もすることはなく、いつも通りの日曜日をうだうだとすごした。
当然、地元での選挙活動などが展開されないので、目は自然と東京都知事選挙に向いた。あっても向いたか。
 
今回の統一地方選挙は、石原慎太郎(現職・選挙の結果続投となった)と浅野史郎(前宮城県知事)の2大候補の衝突となった。
朝日新聞によれば、東京五輪招致や築地市場移転などの争点を、争点化させなかったことで対立軸が明確化されず、石原氏の大勝につながったとのこと。
 
ま、とりあえず、真面目な話についてはこれくらいでいいだろう。今回の統一地方選挙、というか都知事選、泡沫候補も結構出てきて楽しかった。
今回と知事時選挙に出馬してきたのは
石原慎太郎
浅野史郎
吉田万三
黒川紀章
ドクター・中松
桜金造
内川久美子
外山恒一
高橋満
雄上統
山口節生
高島龍峰
佐々木崇徳
鞠子公一郎
・・・とまあ、これだけの人数がいるわけだが、ドクター中松以下を泡沫候補としてカウントしよう。この中でもわしの耳目を集めた候補者について書く。
 
ドクター中松。この人は前々からチェキ!な訳だが。公約がすごかった。「DND(ドクター・ナカマツ・ディフェンス)」なる発明で北朝鮮のミサイルを反転させるとか。反転させて、北朝鮮ではなく中国あたりに打ち込めば、面白いことにはなりそうだ(ぉぃ)。が、結局は机上の空論。実現できないし(っていうか、単なる思い付きの次元。厳密に理論を突き詰めたわけではない代物)、そもそも都政とは全く関係ない話。東京都に国防を担当させる気なのであろうか。大統領選挙ならまだしも、都知事選挙でこんな公約してどうする。だいたい、DNDが実現可能なものとして、都知事に就任できなければDNDで日本を守らない気なのか?それって半分脅しだろ…。
 
外山恒一。今回(わしの中で)一番熱かった人物だ。この人を知るきっかけとなったのは一つの報道である。
 
それは、「都知事選挙の候補者の政見放送が、動画共有サイトに投稿されている」という事件である。公職選挙法で、政見放送などの選挙活動は、前候補者が平等であるように定められているが、動画共有サイトに投稿されることでその平等、均衡が崩れてしまい、選挙管理委員会が懸念している、という報道である。
この記事を読んだわしは、興味を引かれて動画共有サイトYouTubeにいってみた。もし政見放送を見ても、わしは都知事選には選挙権がないので問題なし、だと思ったし。
 
で、「政見放送」で検索してみると・・・。でるわでるわ政見放送。何が面白くって投稿してるのかと思いきや。
・・・・・・なんか同じ人の政見放送が、いろんなアレンジを加えられて投稿されているのである。それこそが外山恒一。極左活動家なんだとか。で、見てみると・・・。
 
爆笑モノなのだ。どうしようもない政見放送。「こんな国はつぶせ」だの「建設的な提案は何一つない」、「選挙など意味がない(じゃあなんで出馬してるんだよ・・・)」など好き放題。この人は明らかに都知事になる気がない。本人も「もし私が当選したら、ヤツら(誰?)はビビる、私もビビる」と発言している。泡沫候補に対して抱かれている「売名行為」のための出馬、そのままの人なのだ。明らかに他の意図はない。選挙で勝つ気なら、「投票なんか行くな!」とは言わんじゃろ・・・。
 
そう、記事の文章が堅かったせいで、何か深刻なことが起きているのかと思いきや、野次馬根性丸出しの、面白さだけで注目した人たちが外山恒一の政見放送を投稿した、というのが実態なのだ。実際、「政見放送」で見つかる政見放送は、まともなものの影はほとんど見られず、「又吉イエス」だの「内田裕也が昔都知事選に出たときの、ロックンロールな政見放送」だの、冗談としか思えないようなもの(本人はいたって真面目、気の毒なことに)ばかりなのだ。
 
今回の選挙で、外山氏の政見放送で思ったことは一つ。権利って素晴らしい
あんな正気の沙汰とは思えない政見放送と候補者だろうと、平等にその意見を開陳する場を与えてくれるのだから。
 
おまけ――
動画共有サイト「ニコニコ動画」に対して、選管は削除を要請したとか。しかしながら選挙終了後の4/9現在、YouTubeで外山氏ら泡沫候補の政見放送を視聴することが可能。どんなにイカれた政見放送だったかは、自らの目で確認して欲しい。
 
おまけ2――
Wikipediaに掲載された記事によれば、泡沫候補は朝日、読売、毎日の三紙からは締め出すようにとの(つまり積極的に掲載しない)取り決めを行い、選挙が売名目的の公的な宣伝の場にならないようにしているとか。選挙の公平性と選挙の目的を無視した候補者の締め出しとの間でジレンマに陥っているが、そんななかでもドクター中松は朝日新聞に落選の談話が掲載されていた。なんでも自分の理論によれば人は144歳まで生きられるので、あと16回は挑戦できる、とか。この人まだ、人生の半ばのつもりなのか。前向きだけどしつこいな。
 
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