7作目は冒険小説!?

■ついに(もう?)出るのか新刊!!

昨年7月の『2012年 アセンションはやって来ない』から8ヶ月(早いなぁ)。
2011年3月を予定とした新刊発売予告が出ている。
タイトルは「リチャード・コシミズの新しい歴史教科書(仮題)」
詳しくは「改訂:第7作:「RKの新しい歴史教科書(仮題)」を出版します。」を参照していただければと思う。

タイトルから察するに今回は歴史に焦点を当てたものであろう。

そしてこれまでのリチャード氏の主張から推測するに、近・現代史(のユダヤ陰謀論)が中心で、あとは日ユ同祖論天武天皇が朝鮮人だとか、そういう話題だろう。

歴史教科書と銘打ってはいるものの、紹介される時代がごく限られてくるだろうことは間違いあるまい。

そして、今回も小説形式なのだそうだ。なんでだ!
当ブログでも書いたように、少なくとも過去に書かれた2作の自称小説はその恐ろしいまでの読みにくさで読者を圧倒してくれた。またあんなのを書くのだろうか。

さきにリンクを張った記事上では小説の一部が紹介されている。
セリフも地の文章も説明的で、「持ってるだけの情報をとにかく詰め込みました」という感じが漂っている。息切れしなければいいのだが。
しかも「これから原稿に手を加えて「手に汗握る冒険小説」に仕上げるべく磨きをかけていきます。」のだそうな。なんたる蛇足。
過去2作で主人公がいるんだかいないんだかわからない、小説といえるのかも怪しいようなものを書いておいて冒険小説を書こうとは、それ自体が大冒険である。

 

■それにつけても金がないらしい

3月の発売予定なのだそうで、まあ今から楽しみにしておきたいのだが、相も変わらず出版費用が足りないのだそうな。
代金先払いの予約や、完全な寄付を大絶賛募集中のようである。

この金欠状態での呼びかけは『小説911』以来である。
『2012年 アセンションはやって来ない』ではこのような呼びかけはなかったと記憶しているが、春先にリチャード氏が心臓発作で倒れた時の見舞金を出版費用に充てたという裏話を小吹伸一氏が自身のブログでコメントしていることから、『小説911』がそれほど売れたというわけではないようである。

今回も寄付を呼び掛け、先払いの予約受付をしていることから『2012年 アセンションはやって来ない』の売れ行きも芳しくなかったのだろう。

 

■本当に商業出版はできないのか?

出版費用がこうも苦しいのなら、決して楽な道ではないものの、商業出版で本を出せばいいのにとも思うのだが、これに関してはリチャード氏自身にその意思がない模様。
出版社は「ひたすら後難を恐れて出版を忌避」するのだそうな。

まあたしかに、内容だけ見れば、リチャード氏の本は訴えられても不思議ではない内容である。

リチャード氏の主張はそれを真実であると他者を納得させられるような根拠が乏しい(というかない)。
にもかかわらず、「池田大作は朝鮮人」だの「創価学会は北朝鮮宗教」だの「右翼団体は統一教会とつながっている」だの主張するので、誹謗中傷となって当たり前である。

では、本当にこの手の本が出せないか、というとそれは違うだろう。

世の中には「ちょっとどうかしちゃってる」主張をしたトンデモ本は掃いて捨てるほど商業出版されている。
その中には誰かの誹謗中傷にあたるような内容の本も少なくない。

当然反ユダヤ主義的な内容の本や池田大作創価学会名誉会長を悪しざまに書いた本も出ている。
ちょっと検索してみてもらえればわかるだろうが、徳間書店や第一企画出版などからは反ユダヤ主義の本がごろごろ出ている(2010年5月の講演会「出版」ではリチャード氏が原稿を持ち込んだ時のエピソードが語られているが、この時の持ち込み先は光文社と思われる)。
山本弘氏のブログの記事「8日(金)それは抗議されるのは当たり前」によると、ユダヤ系の人権団体はそういう出版社に結構抗議しているようだが、訴訟なんてものは起きてない模様。
出版社側は「言論の自由」を盾にやり過ごすのだろう。

もちこむ出版社さえ選べば、リチャード氏の出鱈目な本でも出版できる可能性は十分あると思う。
プロの編集者によって手が加えられれば、内容はともかく、文章としては以前より読みやすい本になるだろうから是非やってほしいものだ。

 

■こだわりの紙媒体

出版費用が苦しくて、編集者の手が入ることを避けたい。それならば電子書籍が一番現実的な方法に思えるのだが、リチャード氏は本を出すことで「インターネットを普段利用しない」支持層を獲得したいのだろう。
あくまで紙媒体での出版にこだわる姿勢を見せている。

なんとしても、真実に気がつく人をもっともっと増やしたいのです。そのためにはどうしても「紙本」を出版する必要があります。紙本は、人から人の手に渡って一冊で複数の人を覚醒させることのできる媒体なのです。
(『RKの新しい歴史教科書(仮題)」を出版します。』より)

この一文、力説するリチャード氏には悪いんだが、『TRICK劇場版2』に出てきた上田次郎教授(阿部 寛)のセリフを思い出して笑ってしまった。

「私の本の特徴はね、読んだ人がすぐにその内容を他の人に伝えたくて、すぐにブックオフに持っていくというところにあるんですよ」
(『TRICK劇場版2』より)

そういう戦略ということなのだろうか?

 

ともあれ、出版されれば入手する所存であるし、読了後はこのブログでも紹介したいと思う。
今回は宣伝に多量のページを割いてない本であるとよいのだが。

おまけ――

リチャード氏はよく「訴えられないのは、本当のことを書いてるから」と主張しているが、この世にはめちゃくちゃなこと書いてても訴えられてない本なんてのはごまんとある。
『トンデモ本の逆襲』(2000 と学会 宝島社文庫)で紹介されている『世界の支配者は本当にユダヤか』(1995 武田了円 第一企画出版)という本では実に大勢の有名人(池田大作含む)を正体は宇宙人と主張している。
だが、この本やその作者が訴えられたなどという話は聞かない。

もっと恐れず堂々と世に訴えてほしい。
たぶん相手にはされないだろうが。

《参考記事》
RKの新しい歴史教科書(仮題)」を出版します。(richardkoshimizu’s blog)

無題。(小吹 伸一 パーソナルログ)
8日(金)それは抗議されるのは当たり前(山本弘のSF秘密基地BLOG)

《参考動画》
2010.5.23_01/12 リチャード・コシミズ【出版】独立党東京学習会

《参考文献》

《参考映画?》

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