2011年の名著

2012年6月9日に『トンデモ本大賞2012』が開催されました。

ここ数年参加していたのですが、今年はチケットがすぐに売り切れとなってしまったため、ニコニコ生放送で視聴することとなりました。

毎年本を出版するおかげで、リチャード氏の本も候補作として毎年カウントはされているのでしょうが、『小説911』でのノミネート以来、残念ながらトンデモ本大賞の会場で紹介されることはありませんでした。

そして今年。
昨年の地震に関連して、いわゆる「人工地震モノ」の多数出たわけですが、同じジャンルで何作もノミネートされる可能性は低いため(基準が設けられているわけではありませんが、心情的に)、このジャンルからは1作しか出ないだろうなと踏んでいました。

そうなると(トンデモ本としての)他のジャンルに比べると、ライバルが少し多いわけで、「人工地震モノ」の中でも群を抜いてバカな内容でなくてはいけないわけです。

その結果か、『311同時多発人工地震テロ』はノミネートされませんでした。残念。

 

人工地震をネタにした本でノミネートされたのはこちらの本。

会場とニコ生視聴者から高い支持を受け、2012年のトンデモ本大賞をかっさらってしまいました。
おめでとう!

 

内容はというと、リチャード氏をはるかに超えるバカバカしさ。
「ACは公共広告機構の略ではなく、アンチ・キリストの略」だとか「ターミネーターの映画のワンシーンに911の日付がある(実際には車両の高さ制限の数値)」とか、「ペ・ヨンジュンと水の飲み方が同じなので、菅直人は韓国人」だとか、抱腹絶倒な奇説が詰め込まれた一冊となっているようです。
とくに眼鏡市場の眼鏡の一式価格15,750円の数字を分解して足すと、1+5+7+5+0=18 つまり666になる」は最高でした。
この手の数字遊びがいかに無意味なものかよくわかります。

ただ、これがすべて泉パウロ氏のオリジナルな主張かというとそれは疑わしく、「『読まずに』検証!本当かデマか 3・11[人工地震説の根拠]衝撃検証本の件」で指摘されている通り、検索エンジン使って見つけてきたネタを節操なく鵜呑みしたものがかなりの部分を占めているようにも思われます。

しかし、その節操のなさがむしろトンデモ本としての評価を高め(正直リチャード氏がまともに思えてくるほどです)、結果としてリチャード・コシミズ、ベンジャミン・フルフォードなどおなじみの面々を抑えてのノミネートにつながったのでしょう。

まあ、機会があったら読んでみようと思います。このブログで話題に上げるかはわかりません。

 

2012年6月20日に発刊予定の新作『リチャード・コシミズの新しい歴史教科書』は、果たして来年ノミネートされるでしょうか。
うーん、むずかしそう。

 


トンデモ本大賞2012のほかの候補作は、以下の通り。

エル・カンターレを2年連続ノミネートに導いたこの本は、大川親子の漫才風のやり取りがなんだか微笑ましい内容の一冊。
ちなみに大川総裁は、2009年11月23日から2010年11月10日までの1年間52冊の書籍を発刊したため、ギネス世界記録を取得しています。
週刊誌でも合併号などがあるため、年間に50冊くらいしか出てないんですけど。

 

本文がすべて短歌調(しかも字数があまり守れていない)で書かれているという一大叙事詩。
アブダクション(誘拐)によって記憶が1日単位で消えてるせいで、学校に持っていく教科書を間違えたり、タイムカードがおされてなかったりするそうです。
でも宇宙人にさらわれてその程度の害で済むならいいような気もします。

 

ノストラダムス本の中で最多ページ数を更新するほど分厚く、定価4,300円もするという高価な書籍。
日本のノストラダムス研究者としては珍しく、フランス語が読めるという稀有な人材ですが、この手の研究にありがちな超強引な解釈と、原文から大きくかけ離れた和訳で予言書の解釈を連発しています。

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