2013年の独立党

今年最後の独立党ウォッチング記事は、1年間の総括とさせていただく。

2013年は独立党が現実社会に対して大きく動いた一方、その活動の異常さからか衰退の兆しを感じさせる出来事も起きた年であった。

 

◆2013年は不正選挙陰謀論の年

2013年の独立党の活動の殆どは不正選挙陰謀論に占められていた。
前年の2012年12月16日に実施された衆議院選挙を発端に、リチャード氏は全国規模で不正な選挙が行われていると主張。
この「事実」を全国に知らしめるため、ネット外への働きかけるようリチャード氏は様々な提案を呼び掛けた。
「不正選挙グッズ」(缶バッジやTシャツ)の製作から始まり、不正選挙を主張するビラのばら撒き、衆議院選挙で不正が行われたと主張する本、「12・16不正選挙」の出版などを行った。

また、その後7月に行われた参議院議員選挙において、リチャード氏ら独立党は生活の党の応援に積極的に参加している。
選挙運動のための人的支援だけにとどまらず、時にはリチャード氏自身が陰謀論満載の応援演説を行うほどであった。

しかしながら努力の甲斐も虚しく、生活の党の議席は減り、自民党が大きく議席を伸ばすこととなった。

この結果をもまた「陰謀」であると判断した独立党は、今度は裁判に乗り出す。
参議院選で大規模な不正選挙が行われたと主張し、選挙無効を求めたのである。
いちおう、衆議院選挙の際にも(陰謀論に基づく)選挙無効裁判は実施されていたが(岩上安身氏が公共のラジオで言及するくらいには注目されていた)、この時にはリチャード氏は積極的には動かず、あくまで藤島利久氏を応援するだけにとどまっていた。
しかし、参議院選挙の選挙無効裁判ではリチャード氏自身が原告として名を連ねており、本格的に独立党主体で裁判を行ったのである。
この裁判における独立党の行動はそれまでの原告たちと一線を画し、裁判長を売国奴と罵る替え歌や女装など、裁判長にいやがらせをする「遊び」に腐心していた。
当然ながら訴えは棄却された。

 

◆反社会的、違法な活動の増加

今年、不正選挙陰謀論を世間に広めるため、リチャード・コシミズ独立党は現実社会への働きかけを強めたのだが、その結果として反社会的な活動が増加し、トラブルに発展している。

特にその違法性が顕著だったのは、不正選挙陰謀を世間にアピールするために制作されたビラの配布である。
街角で配布するにせよ、ポスターを街頭に貼るにせよ、許可を取らなくてはいけないのだが、なぜかその手間を嫌った党員による無許可のビラ撒き(街で通行人にビラを配布するようなものではなく、ビラの束を勝手に放置して回る行為)、ポスター貼りが敢行されたのである。

その結果、ビラまき・ポスター貼り関連で少なくとも3名の独立党員が警察に捕まっており、独立党員か不明なケースでも1名が逮捕されている。
そのなかでも比較的最近、公務執行妨害で逮捕されたMという女性党員のために、リチャード氏は訴訟を起こす準備をしているという。

また逮捕されるという事態にまでは発展しなかったものの、選挙無効を訴えた東京高裁では、法廷で独立党員が禁止されている法廷内の盗撮や法廷の秩序を乱す行為(大合唱や大騒ぎ)を繰り返しており、現実社会との溝をより深めているといえる。

リチャード氏は違法性のあるこれらの行為に対して、「○○は推奨しません」という言い回しの文章は書いている一方で、現在がユダヤ金融資本裏社会との「戦時中」であり、手段を選ぶべきではないという旨の主張もしている。
「○○は推奨しません」という文章については、真剣に行為を禁じているのではなく、「自分はこれらの行為を指示していない」というアリバイ作りのために書いているとみるべきだろう。

今のところ、独立党が取る「手段」は軽犯罪に収まっているが、リチャード氏がネットの外へ自らの存在価値を求めれば求めるほど、活動が過激になっていく可能性がある。

 

◆古参メンバーの脱退

独立党から脱退する人間が出たケースにおいて、2013年に注目を集めたのは、他の党員に対して工作員認定を乱発したり、「RK言説+α」の言説を打ち立てようとしたあげくに工作員認定を受けた若者のケースで間違いないだろう。

しかしウォッチャーとして注目すべきはこの人物ではなく、『>独立党の動画ギャラリーがずっと同じ』の記事でさりげなく言及されている脱退者こそ、注目に値するだろうと考えている。

同記事によれば、独立党HPの更新を担当している人物が活動休止状態で、かつ党員資格更新もされていないという。
さらには工作員認定されて独立党から出ていった人のブログに投稿をしているといった「背信行為」にも言及している。

独立党HPを管理している人物といえば、独立党結成時からの古参メンバーであった「デザイナーI」氏である。
かつて多くの幹部が脱退した「五人金魚事件」のころに書かれたRKブログの記事や『小説911』内の記述では、彼がポスター制作やHPの管理を行っていたことが書かれている。
この当時の体制が変わっていないのなら、先に挙げた記事で書かれている脱退者はデザイナーI氏で間違いないだろう。

デザイナーI氏の独立党に対する貢献度の高さは無視できない。
かつての、リチャード氏自身が制作していたホームページは、いかにもアングラ系サイトという感じで、全身全霊をもって胡散臭かったのだが、独立党結成以降にデザイナーI氏によってつくられたHPは洗練されたデザインで、怪しげなイメージを与えない出来栄えであった。
また、書籍の表紙や講演会の告知画像のデザインも手掛けており、これらの仕事もリチャード氏の生み出したものが一見してまともそうに思える効果を発揮していただろう(中身はどうしようもないが)。

彼が抜け、その穴を埋める技術を持った人間が独立党運営にかかわることがないのならば、独立党HPは2013年10月以降の更新がストップした状態を続けることになり、外部の人間には独立党自体の活動が止まってしまったかのような印象を与えることになるだろう。
これからの不正選挙裁判公判では、手荷物検査なんて言うのが突然行われたりするかもしれませんね。』の記事では、自分たちを「ITスペシャリスト集団」などと吹聴していたが、一人の人間が抜けただけでHPの管理・維持さえままならないようでは、その技術レベルもたかが知れるというものである。

今後、独立党がこの事態にどう対処するのかは不明である。
もし、HPを更新せずに放置したり閉鎖すれば、独立党の衰退を示す象徴的な出来事としてとらえられることになるだろう。

 

◆小沢一郎・生活の党離れ

ネットジャーナリスト リチャード・コシミズ氏と生活の党代表 小沢一郎氏の間にあった蜜月関係が終わりを迎えつつある。
とはいっても、この蜜月は最初から最後まで、リチャード氏が小沢氏に対して一方的に抱いていた妄想じみた好意に過ぎず、小沢氏はこんな人に熱烈に好かれていたこと自体を知らないまま現在まで至っている可能性が非常に高い。

かつて当ブログでも小沢氏に対するリチャード氏の感情の変化を紹介したが(『小沢評価変遷の歴史』)、2009年12月ごろから上昇しだした小沢評は、2013年に出版された「12.16不正選挙」を前後にピークを迎えている。
同書では小沢氏を、ユダヤ金融裏社会の謀略を逆手に取った智謀の人と評している。
また、2013年5月に書かれた記事『こんなメールを生活の党の方に送信済みです。』においてリチャード氏は「小沢一郎さんと考えをほとんど一にする者」などと自称し、小沢氏が自分と同じ世界観をもってユダヤ金融裏社会と戦ってくれているのだという妄想を抱いていることをはっきりと見せていた。

しかしこの一方的な期待は、現実によって裏切られることとなる。
2013年7月の参議院選において、姫井由美子氏とタッグを組んで生活の党のために人員を提供し、選挙後は選挙無効を求めて訴訟を起こすなど、生活の党のために尽くしたリチャード氏であったが、生活の党側は彼の願望に応えることがなかった。

「全ての真実を知っている」はずの小沢氏が自分と同じ道を歩んでくれないことに失望していたのだろう。
日本の政治家について』の記事においては不正選挙追求に乗り出さない生活の党を批判するメールを出したという党員に賛意を示し、『ユダヤ朝鮮裏社会の秘密保護隠蔽犯罪幇助法案について』では特定秘密保護法案に沈黙していると、生活の党にいら立ちを見せている。

それでも自ら政治の世界に打って出るつもりなどないリチャード氏は、誰か別の政治家に期待をかけるしかないのだが、「見込みがあるかも」と評した徳田毅氏が、リチャード氏の嫌悪している猪瀬氏に5000万円を渡していた事実が発覚したりと、なかなかマッチングはうまくいっていない。

とりあえずは都知事選に出馬する宇都宮健児氏に注目をしているようだが、都政そのものはリチャード氏の抱く陰謀論の話題に上がることが少ないので、宇都宮氏が小沢氏に匹敵するレベルの政治家として語られる可能性は低いと思われる。

 

以上、2013年の独立党をまとめてみた。
2013年はこれまでにないくらい、独立党がネット外に対して大きくアクションを起こした年である。
来年、党員が公務執行妨害で逮捕された件で行政を訴える準備をしているらしいということはリチャード氏のブログから判断できるが、それだけで1年間話題が持ちきりになるということはさすがにないように思われる。
2013年の活動が派手だった分、2014年は相対的に「あまり動いていない」と思われるような年になるのではないだろうか。

独立党の外に向けた活動は、違法な行為と強く結びついている。
もし同団体が2013年以上の活動をしようとしたなら、それは社会にとって害悪をもたらす恐れがある。
正義の味方をやってるはずの彼らが、カルト犯罪集団として社会に広く認知される。
そんな日も遠くないかもしれない。

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