STAP細胞とMH370便

2014年に入り、私の予想通り独立党は対外的にはおとなしく過ごしている。
やはり裁判や条例違反などで大きく派手に動いていた去年と比べると、今年はおとなしい。

とはいえ世の中いろいろと事件は起き、それをリチャード氏がいろいろとがんばって、(自らのユダヤ陰謀論という教義に基づき)解釈をするという図式は変わっていない。

ウクライナの情勢はいつまとめたらいいのかちょっと見当がつかない状態なので、今回はSTAP細胞とマレーシア370便について紹介。

 

STAP細胞騒動

2014年1月末に報じられたSTAP細胞の発見は、日本中が大発見と驚いた。
私も大変な発見があったのだと驚いたし、小保方晴子氏の発見はかつて「生物細胞学の歴史を愚弄している」とコメントされたうえに却下されていたが、証拠の積み重ねによって論文がネイチャーに受理・掲載されたというエピソードに感動をおぼえたものであった。

ところが2月になると、論文の画像に不自然な点があるということがネット上で指摘されはじめた。
私自身はこの時、「疑義が上がっている」ということしか把握していなかったし、「結論に影響しない」というコメントが出ていたこともあって、まだ小保方氏の発見と論文が正当なものであると考えていた。

しかしその後、再現実験で成功していないというニュースを知ったあたりから、かなり風向きが怪しくなってきたと感じた。

私のような門外漢にとっては、常温核融合やN線などの「誤りだとわかったケース」を手本に判断するしかない。
誤りだとわかったケースには「最初に発見した本人のみ、あるいは本人とごく少数の研究者が追試に成功したといっているが、残りのほとんどの研究者が追試に失敗している」という特徴があると私は考えているのだが、STAP細胞においては成功したというケースがないということで、「誤りだとわかったケース」になる可能性があると考えたのである。
その後、3月に小保方氏が再現に成功したという報道が流れてきたが、上記の特徴に書いたとおり本人が再現に成功したというのでは疑念を払しょくするには至らず、「第三者による検証を待ちたい」という感想を抱いただけである。

この後STAP細胞に関する厳しい展開が続き、画像の使い回しや剽窃、共同著者による撤回の呼び掛け、画像データの明らかな不正など、STAP細胞に不利な情報が多量に出てきてしまい、「誤りだとわかったケース」どころでは済まないかもしれないと考えるようになった。
4月9日には小保方氏が会見をひらいたが、「実験ノートは4,5冊あるが今は出せない」「再現実験に成功した第三者がいるが名前は明かせない」といった歯切れの悪さで、疑惑を打ち消すような証拠は登場することがなく、上記のような発言はその場限りの言い逃れにさえ思えた。

また、4月16日には笹井芳樹氏が会見を行ったが、ここにおいて笹井氏はSTAP細胞を仮説のレベルにとどめており、STAP細胞が実在すると断言した小保方氏との隔たりが見られた。

以上が私自身のSTAP細胞に関する認識の変遷である。

 

この事件においてリチャード氏はまず、『小保方博士: しっかし、すごいな、日本人てえのは』と彼女の成果を日本人の民族性とつなぎ合わせて絶賛。
個人あるいはチームの功績を日本人全体のものとしてしまうあたり、実に民族主義者としての「らしさ」が漂っている。
こういう褒め方をする人を見ていると、「日本人」という媒介を通じて自分のすごさとして取り込みたいんじゃないかという穿った見方をしたくなってくる。

このあとSTAP細胞に対する疑義がかなり大きくなってくるまで、リチャード氏はこのテーマに触れていない。
触れたのは3月12日になってから。
STAP細胞:論文撤回なら研究成果が「白紙」に』においてこの話題に触れたと思ったら、ユダヤ陰謀論者全開の文章であった。

「STAP細胞」がユダヤ裏社会に都合の悪いものならば、どんな手口を使っても潰す。
そんな方向で、メディアや(本人も含めた)関係者が動かされている可能性があるかもしれない。

このあと「慎重に見極めたい」と結び、その後の『小保方さんの研究が、クローン人間や癌の治療革命につながるものなら、ユダ金は独占したい、あるいは、封印』の記事でも「結論を急ぐ必要はないと思います。もう少し様子を見守りましょう」と書いている。

ではリチャード氏がどのようにその後判断を下したのかというと、専門家の意見をいくつか読んでみるとか、捏造とされた画像を自分でも探して見てみるとかいったものではなく、メディアでどのような報道がされるのか、自分のブログにどんなコメントがくるのかといった基準で決めていたようである。

STAP細胞騒ぎ』や『小保方氏の過激バッシング報道続々 文春「乱倫な研究室」新潮「捏造にリーチ!」』、『小保方さんネタになると出てくる知らない人達w』の記事では、メディアのおかしい報道や挑発的なコメントなどが存在することを根拠に、この事件に「裏社会」がかかわっている可能性をリチャード氏が考えていることがうかがえる。

しかし、リチャード氏のブログに喧嘩を売ってるとしか思えない挑発的なコメントが来ることなんてそれほど珍しくないだろうし、メディアの報道の仕方については、小保方氏の発見が好意的に報じられていた時から「研究室のムーミン」とか「割烹着」とか、研究成果と関係ない部分ばかりクローズした報道も相当に多かった。
好意的な取り上げ方が中心だったころの「ムーミン」やら「割烹着」といった科学とは無関係な持ち上げ方をする記事からは陰謀を感じ取らずに、「乱倫」だ「寵愛」だの科学とは無関係なバッシング記事から陰謀を感じ取るというのは実にアンバランスである。

そして会見後、『小保方さん会見速報』の記事では、小保方氏に肩入れする党員たちのコメントを羅列し、小保方氏擁護に回る意思を明らかにし、『小保方さんの科学分野での功績は大なるものでしょうが、もうひとつ彼女がなした大きな業績があります。』『小保方さん、人類のために戦ってください。我々もともに戦います。』『小保方さんに読んでいただきたいRKブログ投稿集です。』など、一生懸命小保方氏にエールを送っている。

ネイチャーの論文で提示された証拠がねつ造であるとわかったうえ、具体的な科学的根拠を提示できてない現状では、STAP細胞の実在は全く証明されていない。
しかし、そういった事実から目を反らして「悪い人でないことは一目瞭然」だの「うそをついているように見えない」など、小保方氏の見て自分がどう思ったかという感情で判断している独立党員は、「イメージだけで人を選ぶ」B層丸出しである。

 

マレーシア370便失踪事件

行方不明になり、その後インド洋に墜落したとみられるマレーシア370便。

この事件に関するリチャード氏の各記事は、いろんな説をとりあえず拾い食いをしているような感じで、ブログには様々な説が飛び出し続けている。

リチャード氏のブログから飛び出してきた情報を並べると以下のようになる。

  1. 行方不明になったマレーシア370便は中国の北京に突っ込んで、開催中の全人代で胡錦濤派の幹部が大勢死ぬ陰謀があったかもしれない。
  2. ハイジャックされて中央アジアのどこかに着陸したかもしれない。
  3. マレーシアから南西の位置にあるディエゴ・ガルシア島に行ったかもしれない。
  4. 機長のフライトシミュレーターにディエゴ・ガルシアのデータがあり、着陸の練習をしていた。
  5. インド洋で発見された残骸は遠隔操縦で洋上に突っ込ませた。
  6. 半導体特許を持つ中国人4人が乗っていた。
  7. イスラエルにMH370便そっくりな飛行機が保管されていた。
  8. MH370便に乗っていた20人の中国人技術者が飛行機を100%見えなくする技術を持っていた。
  9. IBMのエンジニア、フィリップ・ウッド氏がディエゴガルシア島から連絡してきた。
  10. ディエゴ・ガルシア島は在日米軍の指揮下にある。
  11. MH370便の副機長が電話をしたのは、「機が外部から自動操縦されている。ハイジャックだ。」と伝えるため。
  12. MH370便はディエゴ・ガルシア島で乗客を降ろした後インド洋に落とされた。
  13. MH370便がディエゴ・ガルシア島に着陸したという節を否定したのは陰謀の証拠。

行先はコロコロ変わるし、MH370便が狙われた理由も「半導体技術」や「飛行機を100%見えなくする技術」だったりと、落ち着きがない(別に両方狙われたというのでも矛盾はしないけれど)。
また、機長がディエゴ・ガルシア島に着陸している練習をしていたという話と、飛行機が自動操縦でディエゴ・ガルシア島まで移動させられたという話はかみ合っていないようにおもえる。

またリチャード氏が大分引っ張っていた「生存者」、フィリップ・ウッド氏の話についてもツッコミどころが少なくない。
「ウッド氏が生存しており、ディエゴ・ガルシア島から写真付きメールを送ってきた」という話について、リチャード氏のブログでは『MH370の乗客がディエゴガルシア島から連絡してきた!?』『Philip Wood氏がディエゴ・ガルシア島と思われる地点から送信したメール』『Philip Wood氏が送ってきたという真っ黒画像のExif情報。 』『MH370事件:IBMのフィリップ・ウッド氏が携帯電話をかけてきたとされている場所は…. 』などで紹介している。

もちろんこのような話は一般の報道機関は伝えておらず、それだけでもかなり胡散臭い話である。

ウッド氏はディエゴ・ガルシア基地から監禁された状態でメールを送ってきたとのことで、メールには以下のような文章が書かれていたという。

I have been held hostage by unknown military personal after my flight was hijacked (blindfolded). I work for IBM and I have managed to hide my cellphone in my ass during the hijack. I have been separated from the rest of the passengers and I am in a cell. My name is Philip Wood. I think I have been drugged as well and cannot think clearly.
(『Philip Wood氏がディエゴ・ガルシア島と思われる地点から送信したメール』)

英語なので読むのは少々面倒だが、時間をかけて読めば、「飛行機がハイジャックされた後、私は所属不明の軍人に囚われた。私はIBMで働いていて、ハイジャックされている間自分の携帯電話を尻に隠していた。私は残りの乗客から離されていて、小部屋にいる。私の名前はフィリップ・ウッド。私は薬物を投与され、はっきりと思考することができない」というような内容のようだ。

いったいこれは誰にあてたメールなんだろうか?
自分の名前やIBMで働いていることをわざわざ紹介しているのなら、家族や友人ではなさそうである。
緊急時にアドレス帳に入っている相手ではなく、わざわざ名前や勤め先を紹介しなければいけないような、見ず知らずの相手にメッセージを送信したのだろうか?

また、携帯電話を尻に隠したというのもどうなんだろうか。
尻ポケットやお尻の間に挟んだくらいでは、身体検査を受ければすぐに見つかってしまう。
その程度で携帯を隠しおおせるほど迂闊な相手なら、他の乗客も大勢がメールで無事を伝えることができそうである。
とはいえ、肛門に隠すというにはiPhoneは大きすぎる。
人間頑張ればこのような大技もできるのかもしれないが、それにしたってぶっつけ本番ではやれないだろう。
それともウッド氏はそういう特技がある人間だったということなのだろうか?
ハイジャックされた緊張感漂う飛行機内で、そんなコトにおよんだら、即座に発見されて殺されてしまいそうである。

また『Philip Wood氏が送ってきたという真っ黒画像のExif情報。』では、添付されていた真っ黒な画像のメタデータからディエゴ・ガルシア島の座標が出たという話が書かれている。
しかし、上記のような長い文章を書く余裕はあるのに、まともな写真を撮る余裕がないというのもおかしい。
iPhoneにはキーボードがなく、つるつるした画面上に表示されたキーの位置を目で確かめながらうつので、ブラインドタッチはできない。
上記の文章にはスペルミスはなく、文章を書くのに十分な時間がさけているように思える。
にもかかわらず、写真だけはあんな真黒なものしか取れなかったというのは変だろう。

iPhoneはフラッシュもついているのだし、壁でも床でも、なにがしか画面に映っていてもよさそうだ。
ウッド氏自身の顔が写してあれば、それは何より強力な証拠にもなっただろう。

写真はiPhoneをポケットにしまったまま撮ったけど、メールについてはポケットから出してじっくりとスペルチェックをしながら打ったとでもいうのだろうか?

フィリップ・ウッド氏はマレーシア370便搭乗者名簿に名前が載っている実在の人間で、IBMのエンジニアであるということも事実である。
FaceBookには「Finding Philip Wood」というコミュニティがたてられており、彼やほかの乗客たちの生還が真剣に待ち望まれている。

ところがこのコミュニティに、ちらほら陰謀論者たちが姿を見せている。
ウッド氏の恋人 サラがCNNのニュース番組でインタビューを受けたときの動画が同コミュニティで紹介されているのだが、この動画に対して「なぜディエゴ・ガルシアに言及しないんだ」と書き込んでいる人物がいたりするのだ。

「ウッド氏が”ディエゴ・ガルシア島で”生存している」という説を信じる人たちにとって、本当に重要なのはウッド氏の生存ではなく、ディエゴ・ガルシア島、すなわちアメリカ軍の基地で悪がなされているに違いないという確信なのだろう。
ウッド氏のことを真剣に考えられるのなら、文章が誰宛のものなのか、違和感をおぼえてよさそうなものである。

巨悪と戦っているつもりの彼らは「ディエゴ・ガルシア島」をにらむのに夢中になっていて、ウッド氏の生存を切実に望む人たちの足を踏んづけていることになど少しも気づいていないのだろう。

 


《参考記事》
小保方博士: しっかし、すごいな、日本人てえのは
STAP細胞:論文撤回なら研究成果が「白紙」に
小保方さんの研究が、クローン人間や癌の治療革命につながるものなら、ユダ金は独占したい、あるいは、封印
STAP細胞騒ぎ
小保方氏の過激バッシング報道続々 文春「乱倫な研究室」新潮「捏造にリーチ!」
小保方さんネタになると出てくる知らない人達w
、『小保方さん会見速報
小保方さんの科学分野での功績は大なるものでしょうが、もうひとつ彼女がなした大きな業績があります。
小保方さん、人類のために戦ってください。我々もともに戦います。
小保方さんに読んでいただきたいRKブログ投稿集です。

マレーシア航空失踪事件
M航空機:「東トルキスタンイスラム解放軍がマレーシア航空機を乗っ取り、北京の全人代に突っ込んだ。」
もし、マレーシア航空機が全人代を開催中の北京の中枢に突っ込んでいたら….
マレーシア航空機 乗客の携帯電話がつながる状況にある…..
えーこちらがディエゴ・ガルシア島でございまして、米国という国の空軍基地があるみたいです。
MH370機長がディエゴ・ガルシア空港着陸をフライト・シュミレーターで練習していた?
あのーMH370便なんですがモルジブ上空からディエゴ・ガルシア島方面に低空飛行していたのを…..
え、MH370便の残骸が洋上で発見された?
MH370便失踪事件追加情報
MH370失踪事件その後
イスラエルのテルアビブに昨年の11月からMH370便のそっくりさんが保管されていた・・・・・
MH370事件で搭乗していたIT技術者は飛行機を100%見えなくする技術で特許をとっていた?
テルアビブ空港でフライト370クローンの実際の写真
MH370の乗客がディエゴガルシア島から連絡してきた!?
Philip Wood氏がディエゴ・ガルシア島と思われる地点から送信したメール
Philip Wood氏が送ってきたという真っ黒画像のExif情報。
MH370事件:IBMのフィリップ・ウッド氏が携帯電話をかけてきたとされている場所は….
richardkoshimizu’s blog より)

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