日本人人質事件

今回はISILによる日本人人質事件に関するリチャード氏の主張について書かせていただく。

ISILによる湯川遥菜氏、後藤健二氏らの人質事件が発生した際、日本国内ではテロに屈せず自己責任論によって見捨てるという考え方や、テロに屈しないのは当然だが人質両名を非難するべきではないという考え方のほか、ISILの声明がイスラエルに対する2億ドルの人道支援に関するものなのだから人道支援を保留するべきとか、2億ドルを払えばいいとか、安倍首相が責任を取れとか、「We are not ABE」とか様々な反応がみられた。

そのようななか、リチャード氏の反応は最初から冷淡なものであった。

『「イスラム国」日本人殺害警告=湯川さんら2人か―72時間以内、2億ドル要求(‘;’)』

リチャード氏はこの件に触れる初めての記事の段階で、人質事件がやらせであると主張し、CGの首切り画像で日本人をビビらせる陰謀であると「分析」している。

リチャード氏がこうも態度をはやばやと決めていた理由は、人質になっていた湯川氏の素性にある。

湯川氏がISILに捕らわれたのは、この事件が起きるよりもかなり前の2014年8月。

湯川氏の人物像はかなり奇妙で、軍事的な訓練を受けたことのないミリタリーショップ経営者でありながら民間軍事会社「PMC」を立ち上げたこと(PMCとは民間軍事会社を指す略称で、「株式会社」という社名の会社を設立したかのようなおかしさがある)、男性器切り取っての自殺未遂を起こしたあとは「遥菜」と改名し女性として生きようとしたこと、保守思想に傾倒し田母神氏と写真を撮ったことなどが事件後の報道で伝えられていた。

田母神氏のような極端な保守派や同性愛者を嫌悪しているリチャード氏が、湯川氏の人物像を目にして友好的な態度を取ることなどあろうはずもなく、湯川氏が捕らわれた事を受けて書いた記事『田母神さんの周囲の右翼変質者の皆さん、どんどん傭兵に志願して、シリアやイラクで殺されてください。』ではタイトルそのままの内容の文章を容赦なく書いていた。
このリチャード氏の湯川氏に対する嫌悪が今回まで引き続いていた結果、自作自演説が採用されたのである。

『「イスラム国」日本人殺害警告=湯川さんら2人か―72時間以内、2億ドル要求(‘;’)』の記事の時点では「知らない」と適当な扱いであった後藤健二氏も、のちに書かれた以下の記事でユダヤ陰謀組織のメンバーとして認定されてしまった。
『ISIS人質の後藤さんなんですが「母親は在日朝鮮人プロ市民、そして父親は元韓国軍エリート」という話が』
『え、後藤さんのご実家に金国王様の御真影が?』

後藤健二氏を在日朝鮮人として認定しようという動きは、日本国政府が彼を見捨てること正当化する(とても正当化できないが)か、救えなかった時の非難を矮小化する目的で流されたデマであると思われる。
実際には旧日本陸軍の朝鮮管区に石堂燦二という中佐が実在していたし、後藤氏の家を映したという写真は本当に後藤氏宅なのか不明な上に、ガラス越しで撮影された室内で肖像画だけがやけに鮮明に映っており、合成された画像であることがわかる。

これらのデマをたやすく信じたリチャード氏を非難する声が寄せられたようだが、「後藤さんと朝鮮韓国の関係追求を阻害せんとする作戦なのかと思ったりしてしまいます」と一蹴。自己弁護に精を出していた。
そしてリチャード氏が緊張感がないと評した事件も、湯川氏が殺害された画像、後藤氏が処刑される映像がそれぞれ犯行声明とともに公表されることで最悪の結末を迎えた。
リチャード氏は処刑の画像を合成と判断し、処刑動画を本物と判断した政府はおろか、母親さえも謀略組織に加担していると主張している。

金親子の肖像画の合成にまんまと引っかかるようなリチャード氏が、科警研をもしのぐ画像解析の技術を持っているわけはない。
彼が被害者や遺族をテロ組織の仲間だと考え始めた原因は、「湯川氏は評判を聞く限り気に入らない人物で、後藤氏はその知人だから」であり、この誹謗中傷の根底には個人的な恨みつらみさえない。

人をひどく貶める誹謗中傷さえ、リチャード氏はちょっとした気分を動機に口にする。
彼の「気分」は他人に対する配慮や想像力よりも圧倒的に優先されており、それゆえに彼が吐く言葉は軽いのである。


《参考記事》

『イラクのISISのリーダーは、ユダヤ人でモサドのエージェント。本名は、サイモン・エリオットだそうです』
『田母神さんの周囲の右翼変質者の皆さん、どんどん傭兵に志願して、シリアやイラクで殺されてください。』
『「イスラム国」日本人殺害警告=湯川さんら2人か―72時間以内、2億ドル要求(‘;’)』
『湯川遥菜ちゃん(源氏名)危機一髪!』
『愛死すの人質事件、金鳥缶がないですね。あー眠い。』
「イスラム国」“日本政府の動き把握”
『「首が切断された別の人物と思われる写真を掲げている。」』
『「首切り」で日本を戦争当事国にしたいユダヤ金融悪魔の皆さん、ご苦労様です。』
『ISIS人質の後藤さんなんですが「母親は在日朝鮮人プロ市民、そして父親は元韓国軍エリート」という話が』
『「イスラム国」拘束:「後藤さん24時間以内殺害」新警告…..ユダ金さん、まだあきらめないのですか』
『え、後藤さんのご実家に金国王様の御真影が?』
『普段見ないHNの方たちが、一斉に「後藤さん実家の金国王写真は合成だ。」と声をそろえて。』
『『最初の映像、合成ではない…警察庁科警研が分析』』
『大急ぎの後藤さん殺害認定と裏社会の焦燥』

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中