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2016年の独立党

2016年も、オリンピック、アメリカ大統領選、芸能人の薬物問題、「君の名は」や「シン・ゴジラ」、新元素発見、ポケモンGO、熊本地震、相模原障碍者施設殺傷事件、こち亀連載終了、SMAP解散、プミポン国王逝去、天皇生前退位論争……といろいろあった。

独立党は「逆転!」という一年であったという印象が強い。

◆被告に逆転!民事訴訟

なんといってもリチャード氏が被告となる民事訴訟が起こされたことは印象深い。

これまでリチャード氏らは原告の立場であった。
国政選挙による不正を主張し、開票のやり直しなどを要求する行政訴訟をおこし、訴えを棄却されるたびに「不正裁判」などと騒ぎ立てていた。

この立場が変わったのは2016年5月。
元独立党党員より名誉棄損や侮辱のかどで訴訟を起こされてしまったのである。
それまでリチャード氏は自分が裁判をするだけ金と時間の無駄にしかならない小者であることを逆手に取り、好き放題やってきた。
もちろん本人にそんなつもりは毛頭なく、「自分が訴えられたりしないのは、自らに世間の注目が集まると裏社会にとってはむしろ不利な展開になるため」くらいに考えているフシがある。
誇大妄想もいいところだが、それゆえに過激な罵倒や侮辱は歯止めなく垂れ流され続け、今の事態を引き起こしたといってもいい。

訴訟の訴状が届いた当時の動きについては、当ブログ記事であれば『被告 リチャード・コシミズこと輿水正』の記事を参照していただきたい。
リチャード氏は裁判を名古屋ではなく東京で行うよう求め続けており、今なお答弁書のやり取りを繰り返して開廷の引き伸ばしを続けているようである。

また、裁判に関してリチャード氏の立てた弁護士、生田暉雄氏は8月に7回目の懲戒処分を受け、8か月の業務停止となってしまった。
リチャード氏はこの状況をやはり「陰謀」と解釈し、『生田先生を攻撃するのは、裏社会です!』などと騒ぎ、生田弁護士の支援を呼び掛けている。
実際のところ、生田弁護士が処分を受ける原因となった懲戒申立は、リチャード氏が弁護を依頼するよりもはるか前(2012年12月)に出されており、全く関係がない。
そんな問題を抱えている弁護士に依頼してしまったリチャード氏のわきの甘さが招いた事態である(生田弁護士もそのような危うい立場にありながら依頼を引き受けているあたりどうなんだろうか)。
結果として、弁護を依頼したはずのリチャード氏が、依頼を受けたはずの生田氏の擁護を党員に働きかけるという、どっちが依頼人だかわからない状態に陥ってしまっている。

そして『独立党のエクソダス 』の記事に書いたが、リチャード氏の罵詈雑言、誹謗中傷へのしっぺ返しは裁判所にとどまらず、リチャード氏が「最高権力」と表現するネットにまで波及した。
上記訴訟での原告となった2名やその支持者によるBIGLOBEへの働きかけによって、リチャード氏のブログは閉鎖・移転することとなってしまった。

さらにこの波は収まることがなく、リチャード氏に安定した収入をもたらしていた有料メルマガが廃刊になるという事態をも引き起こした。
改訂版:RKのまぐまぐメルマガが「廃刊」?』によると、過去に個人を中傷した記事が書かれていたことを原因として配信を停止されてしまったという。
上記引用記事では、「今後、規約に抵触する記事は書かないと12月13日までに誓約すれば、再開されるようなので、とりあえずは誓約なんかしちゃおうかと思います」などと、配信再開が何でもないことのように書かれていたが、実際はそんなに簡単なことではなかったようである。
マグマグのRKメルマガ、廃止だそうです。(‘◇’)ゞ』の記事では、誓約の文章を送ったものの、規約に定められた対応が十分にされなかったことを理由に廃刊が決定したことを伝えている。
おそらくは運営会社に誓約文を書いただけではダメな問題なのに、誓約文さえ書いておけばいいとタカをくくってしまっていたのだろう。
この有料メルマガの廃刊はリチャード氏には経済的な痛手であったようで、『RKオンラインストア、更新しました。買ってください。』の記事では「メルマガ廃刊等でちょっとばかり、財政ピンチです。(*’ω’*)」と、グッズ購入を呼び掛けている。

◆逆転勝利!トランプ政権爆誕

経済的な打撃と、いずれはやらなくてはいけない裁判。
リチャード氏個人の周辺には強い向かい風が吹いている状態だが、海の向こうで起きたドナルド・トランプの大逆転劇は、リチャード氏の陰謀組織との戦いに大きな希望をもたらした。
トランプ政権の誕生で、ロシアと中国に加えてアメリカまでもが国際ユダヤ金融資本に対抗する陣営に加わったことになるのである。
もちろんリチャード氏の妄想のなかの話だ。

これまでもリチャード氏は「ユダヤ金融資本の衰退は始まっている」と言い続けてきたが、今回は本当にリチャード氏が望むような事態が起きてからの「衰退」発言なので、重みが違う。

とはいえ、これは所詮 妄想である。
今はまだ大統領選の勝利から一か月で、妄想の賞味期限は先であろうが、それでもいずれ切れる日が来てしまう。
天災、事故、事件、戦争。「ユダヤ金融資本による陰謀」とリチャード氏が解釈せざるを得ない出来事はいずれ起きるし、妄想に基づいた立てた予想は、どんどん現実と乖離していくだろう。

これからもアメリカによってもたらされたと解釈せざるを得ない不利益や不都合というものは出てくる。
地震速報ではとりあえず震源の深さを10Kmとして発表するし、投票時間が終わると同時に民放が次々と候補者の当選確実を速報するだろう。

それらの出来事に関して、リチャード氏は陰謀の実行犯を変えるだろうか?
トランプ政権が誕生しても、アメリカの潜水艦がせっせと純粋水爆か何かを海底に埋めたり、自公政権・創価学会を裏から操って票の不正な操作をやらせていることになるんではないだろうか?

トランプによる政策を善なる行為として絶賛する一方、なにか悪いことが起きれば裏社会に従ったCIAが陰謀を働いていると認定する……。
結局そんなシナリオが展開されるだけで、進歩のない陰謀論は続いていくのではないだろうか。

2017年、リチャード・コシミズは、独立党はどうなるのか。
民事訴訟とトランプ政権。
この2つの行方からは目が離せない。

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2016年、トランプ大統領誕生

2016年11月8日。

大方の予想を覆し、ドナルド・トランプが新大統領にえらばれた。

この展開がどれだけ予想外かというと、トランプを熱心に応援していたリチャード・コシミズ氏自身、トランプが選挙で勝利できるとは考えていなかったほどである。

◆最初はそうでもなかったのだけど

リチャード氏がトランプに対して、最初はどのように考えていたかと言えば、それはそれは慎重なものであった。
大統領選をきっかけに、リチャード氏が記事でトランプに言及したは、昨年12月のこと。
この時点では決して熱狂的なトランプ支持者ではなかった。

米共和党大統領候補、トランプ氏にプーチン氏の援護が。
「対ロシア」政策に限っての発言でしょうが。
トランプ氏、絶大なるイスラエルの支持者ですので。
ジェブ・ブッシュよりは「マシ」ということでしょう。
(『【「トランプ氏は才能ある」=ロシア大統領(時事通信)】 』)

ユダヤ人が中東に大イスラエルを建国しようとしているなどと信じているリチャード氏としては、この慎重さは当然のことである。

この後、12月26日に書かれた『プーチン大統領が、トランプ氏を賞賛していた。』においても、リチャード氏が大好きなプーチンからの賞賛があったにもかかわらず「鼻から牛乳おばさんの暴挙を止めるためには、トランプを応援する。」と対抗馬としてのみトランプを評価するような態度を見せている。

だが、この疑心暗鬼はすこしずつ変化していく。

◆陥落

前述の記事では慎重さに満ちたリチャード氏だったが、その8時間後に書いた記事では態度を軟化させる兆しを見せている。

「ジョージ・W・ブッシュが米国にいたビン・ラーディン一族を機密に国外に逃亡させた」
「ブッシュとビン・ラーディン一族との関係を明らかにした」
B層にはびっくりのニュースかもしれないですが、我々は911直後から知っていた話で、あくびも出ません。ビン・ラディンは、ブッシュ一族の親分、ロックフェラー爺さんから任命された「敵役」の隠れユダヤ人です。米国1%の侵略戦争に口実を与える役割です。
トランプ氏が、これに言及したことは、大統領選に関係なく、喜ばしいことです。
米国の脳がお休み中の皆さん、そろそろ起きてくださいませ。
(『トランプ候補:「ジョージ・W・ブッシュが米国にいたビン・ラーディン一族を機密に国外に逃亡させた」』)

トランプ個人を評価してというよりは、大統領選挙で陰謀論が語られたことを歓迎してのコメントである。
しかし、この発言のみならず、トランプはその後もリチャード氏の「真実」に噛み合う主張を度々口にし、そのたびにリチャード氏はトランプに引き付けられていくのである。

◆トランプとリチャード氏

トランプの発言や過去の言動で、リチャード氏の琴線に触れるものとして何があげられるかというと、以下のようなものがある。

  • オバマはケニア生まれでアメリカ大統領になる資格を有していない(これはのちに撤回されている)
  • TPP離脱
  • ISを作ったのはオバマやヒラリー
  • 日本が軍事費をもっと負担しなければ、在日米軍は撤退させる
  • 「アメリカ第一主義」に基づく国際問題への不干渉

こういった主張を見る限り、トランプはリチャード氏の願望をかなえるために登場した候補者であるかのように見えるが、実際には「主張している発言そのものは似通っているが、その意味合いは決して同じではない」というものも少なくない。

例えばTPP反対。
両者ともTPP反対の立場であるが、リチャード氏は「TPPによって日本の経済が破壊される」だし、トランプは「アメリカの製造業がTPPによって破壊される」という立ち位置である。
普段から「アメリカ人には物を作る能力がない」と言っているリチャード氏からすれば、おそらくアメリカの製造業などとっくにダメになっているだろうし、「日本や中国がアメリカの富を奪っている」と考えているトランプからすればリチャード氏の言っていることなど真逆もいいところ。
また在日米軍についても、日本から在日米軍が撤退すれば、その空白を埋めるべく、日本の軍備拡張や核武装が検討される可能性だってある(トランプは一時期、日本が核武装することを容認する発言もしていた)。
日本の自衛隊がますます装備を拡張すれば、中韓からの反発は免れず、リチャード氏の考えるアジア共同経済圏は遠のくだろう。

そしてリチャード氏の普段の発言から推測するに、以下のようなトランプの主張・政策は同意を得られないものだろう。

  • 親イスラエル
  • オバマケアの撤廃(大統領選勝利後、撤廃ではなく修正へと方向転換)
  • 法人税の引き下げ
  • 銃規制強化反対
  • 人種差別的発言

リチャード氏はかつて、アメリカに民間の保険しかなく、国民皆保険制度がないことを批判してきた。
オバマケアは国民皆保険制度とまではいかないものの、低所得者層が保険を利用できるように補助する政策である(とはいえロビィ活動によって骨抜きにされ、とてもではないが理念とは程遠いようだが)。
この制度をきちんとした皆保険制度まで引き上げようというならともかく、撤廃しようというトランプの姿勢はリチャード氏とは相容れなかったはずである。

また、法人税引き下げもリチャード氏の好まざるところだろう。
トランプは「法人税を引き下げると、企業が人をより多く雇い入れられるようになり、雇用が回復する」というトリクルダウンのような理屈を掲げ、この企業優遇の政策を提唱してきた。
リチャード氏はトリクルダウンに対して否定的である(『日本経済も予定通り大失速中。』)。
企業優遇の政策をしても内部留保が大きくなるだけで、労働者個人には反映されないというのがリチャード氏の主張であり、トランプの理論とは噛み合わない。

そして、リチャード氏は人種差別を良しとしない。
リチャード氏はユダヤ人の陰謀に反対しているだけのつもりで、悪いことがあればユダヤ人の仕業と考えることが差別にあたるとは思いもよらないだけである。

いくつかの相違点を挙げたが、一番のツッコミどころは、ドナルド・トランプ自身が大変な大富豪であり、リチャード氏が敵視する「アメリカの富を大半を占める1%」側の人間であるということである(トランプの資産については、ティモシー・オブライエンの著書の内容をトランプが訴えた2005年の裁判で約7億8800万ドルと評価されている)。

◆そして一途に惚れ込む

このように見てみれば、リチャード氏とトランプは決して同じ考えと言えるようなものではない。

だが、自分にとって不都合な部分に目を瞑り、都合のいいことにだけ目を向け、自分にとっていいように解釈するというのは、人がたびたび犯してしまう過ちである。
そして陰謀論者は「都合の悪いことは陰謀」という無敵の切り札を持っている。
トランプの過激な差別的な発言についてはB層向けの高等戦術、「トランプ大学が中身のない詐欺的なビジネススクールだ」という訴えはユダヤ人による流言とすればいいだけなのだ(『トランプ氏の過激で排他的な発言は』、『トランプ氏“詐欺”疑惑「トランプ大学」 「不動産王が投資指南」宣伝も「ただの自慢話」』)

その上今回は強い味方、アメリカの保守系サイトもいる。

保守系ニュースサイトはトランプを持ち上げる情報と、ヒラリーを極悪人とする情報が満載された状態となっている。
トランプが素晴らしい候補者であることを信じたければ、ここに書かれている記事をなにも考えずに鵜呑みにすればいい。
リチャード氏はこの甘美な世界に首まで浸かり、記事を乱発した。

これによりリチャード・コシミズブログで描かれるヒラリーは、アメリカ国内の有力なリポーターを金で雇い、過去に少女を強姦したことがある悪魔崇拝者であったが、911追悼式典で体調を崩した際に死亡し、テレビ討論会では身代わりを立てていることになっている。

そしてトランプはというと、第一回目のテレビ討論会で圧勝し、ヒラリー陣営によって過去の女性蔑視発言の音声記録を捏造された被害者であり、かつまた自分の乗ったSUVのコントロールをハッキングにより奪われ暗殺されかけるも本人は少しも動じることなく、息子のバロン君(10歳)の手によってハッキングから脱し、一命をとりとめたスーパーヒーロー(親子)であることになる。

こうして、小沢一郎の時をはるかに凌駕するスピードでトランプにハマっていき、ついにはこんなことまで言いだす始末。

トランプさん、本当にいい顔していますね。

邪心のない笑顔。

自信に満ちた表情。

楽しみながら世直しをしています。

出るべくして出た傑物。
(『トランプ氏の笑顔。素敵です。』)

トランプの支持者のなかに、こうまで称賛した人間はどれほどいるだろうか?
政策だけでなく笑顔まで称賛しだすと、極端が過ぎて不気味ですらある。

こうしてトランプに心酔したリチャード氏は、劣勢を報じられるトランプ氏のために攻めと守り、二種類の「対ユダヤ金融資本勝利のシナリオ」を夢想したのである。

◆不正選挙陰謀論、ヒラリー逮捕説

守りのシナリオとは、おなじみの不正選挙陰謀論である。
これはトランプが選挙で負けてしまった場合のシナリオである。

リチャード氏の応援する候補が事前の世論調査の段階で有利だったケースはごく少ない。
自らの応援する陣営が不利だとする世論調査を「偽の調査」と騒ぎ、下馬評通りの選挙結果がでれば「不正選挙だ」と騒ぎ、「裏社会の捏造した強引な選挙結果に、世間は覚醒するだろう。感謝」と負け犬の遠吠えをするのがお約束である。

今回も遠吠えをするべく入念な準備をし、リチャード氏は記事をせっせと書いてきた。

しかも今回は候補者たるトランプ自身が不正選挙陰謀論を口にしているついに、トランプ氏自身が「不正選挙」に言及。「投票所でも不正が行われている」と。』、『【オバマ大統領:トランプ氏が唱える「不正選挙」には根拠がないと批判】)。
心強いことであったろう。

根拠や証拠のない不正選挙陰謀論は、自分の考えや願望が選挙結果に優先するという民主主義のルールを否定する考えの発露である。
かつてリチャード氏や田中龍作氏らが生活の党支持者が不正選挙陰謀論を主張した時も、森裕子を代表とする生活の党候補者がその妄想に乗ることはなかった。
この点でトランプは真っ当な政治家と決定的に一線を画している。

ヒラリー不正当選で阿鼻叫喚の事態が!』などの記事では、不正選挙を実施した結果として暴動が発生し、軍や警察もアメリカの支配層を守らず、銃口が彼らに向けられることになると書いている。
”非暴力ネットジャーナリスト”を標榜していながら、民主的な手続きではなく、暴力による政権転覆を心待ちにしているあたり、実にらしさが出ている。

 

そして攻めのシナリオは「ヒラリー逮捕説」である。
ヒラリーが逮捕されることで、トランプが勝利するというシナリオである。
ヒラリーと言えば、私用Eメール訴追の問題がきわめて注目されていたが、リチャード氏はその他にも様々な犯罪をクリントン夫妻が行っているという海外の記事をなんでも丸吞みし、前章で紹介したようなデタラメなヒラリー像が出来上がってしまっていた。
FBIのEメール問題訴追については、ご存知の通り、展開が右往左往し、そのたびにリチャード氏は一喜一憂し、FBIを持ち上げたり下げたりしていた(『FBIがクリントン氏聴取』、『■クリントン氏の訴追求めず 私用メール問題でFBI長官』、『FBI幹部に金を掴ませ、私用メール問題を不起訴にさせ、見返りに昇進させてやったヒラリー。もういい、お前はOK牧場で縛り首だ。』、『FBIの反乱が止まらない。….止まらなくて結構。大反乱してください。 』、『FBIのコミー長官が、最後の最後に99%を裏切ってきましたね。但し、恫喝されたから?FBIの捜査担当夫妻が消されている?◆FBI「結論変わらず」 クリントン氏メール問題で(朝日新聞)』)。

これらの二つのシナリオはいずれも「トランプがヒラリーと選挙で争えば負ける(不正選挙で)」というリチャード氏の「先読み」によるものであり、選挙の勝敗が不正によるものであるかどうかという解釈を別にすれば、リチャード氏のような陰謀論者もそうでない人も同じように考えていたことがわかる。
我々もリチャード氏らも、マスコミのもたらした情報をあてにし過ぎ、踊ってしまった感がついて回るのは否めない。

◆大逆転!

ところが、マスコミの調査結果も、RKの「先読み」も裏切るかのように、トランプは選挙人の過半数を獲得し、勝利してしまった。

この大逆転劇にリチャード氏は大喜び。
自分の”読み”は外れてしまったことはおくびにも出さず、「裏社会の予想以上にトランプ票が集まってしまった」というこじつけでケリをつけたようである(『なぜ、日米メディアは、トランプ勝利を予測できなかったのか?簡単です。ヒラリーの背後の1%は、不正選挙でヒラリーを勝たせる予定だった。だが、トランプ票があまりに多すぎて断念した。(リチャード・コシミズ)』)。

しかし、4年に一度の大統領選挙が2016年に行われることは予定されていたことである。
急きょやらざるを得なかった選挙ならまだしも、準備する猶予は十分すぎるほどあっただろう。

くわえて、『銃規制ができていないことが、トランプ大統領を誕生させた。(リチャード・コシミズ)』の記事によれば、アメリカ市民が銃を所持しており、彼らが暴動を起こせば州兵や警察では抑えきれないので、裏社会はその座を明け渡すしかなかったという説明をしている。

911で自国民を多量に殺害し、天変地異クラスの災害まで自在に起こせる組織の支配者にしては、随分と弱腰なことである。
暴動が起きた都市に人工ハリケーンや人工地震でもぶつけてやれば、鎮圧など造作もないのではないだろうか?

また、「不正選挙の強行で世間は目を醒ます」というシナリオも華麗に書き換えられ、「この大逆転劇に驚いたB層が真実を知ろうとした結果、RK理論にたどり着く」ということになってしまった(『興奮のトランプ氏勝利から一夜明けて。(リチャード・コシミズ)』)。

◆「トランプ大統領」に観た夢

トランプ大統領誕生に世間の反応はさまざまである。
トランプが選挙期間中に放った暴言がそのまま政策に反映されるのではという危機感からデモや暴動を起こす人、暴言はあくまで選挙期間中のパフォーマンスに過ぎず、現実には方針こそ保守的であるもののそこまで過激な政策は行われないという人、トランプの勝利を差別の免罪符のように受け止めている人などの姿が報じられている。

リチャード氏はトランプに希望を見ている。
彼の望む「ユダヤ金融資本から解放された世界」の実現に大きく近づくと考えていることは、大統領選後の記事に良く表れている。

だが、現実がどうなっていくのかはわからない。
記事を書いている時点で大統領選から2週間近くが経過しただけだが、オバマケアに対する方針の修正や不法移民に対する政策など、選挙期間中に比して政策がトーンダウンする可能性を感じさせるニュースは少なくない。

もちろん、それらアメリカ国内の政策はリチャード氏の日常とはかかわりのないものなので、目をそらし続けるということは可能だ。
今後、リチャード氏がトランプをどう評価するのかについては、在日米軍とTPPにかかっているのではないかと思う。
この2つの政策でトランプがリチャード氏の期待を裏切るようなことがあれば、リチャード氏の夢は確実に終わり、トランプは第二の小沢一郎になってしまう可能性はある。

◆理想の世界、理想の日本

また、トランプの政策云々とは無関係に、「アメリカは変わったのに、アメリカの支配によって生まれたはずの、今の日本の政治体制がなんだかちっとも変わらない」という未来はほぼ確実にやってきて、リチャード氏の世界観と大いに衝突するだろう。

リチャード・コシミズ理論では、現在の日本の政界はアメリカのユダヤ金融資本によって作られたということになっている。
(今のところ「悪魔を根絶するために天から送られた英傑」と評される)トランプが政権を握ったのに、今後も自公連立や安倍政権が存続し続けてしまうということになれば、それは明らかな矛盾となってしまうだろう。

では、安倍政権から新政権へと変わった時、リチャード氏は「これで日本の政治はユダヤ金融資本の傀儡でなくなった」と宣言できるのだろうか?
自公はおろか、野党までも「裏社会の作ったBチーム」と評している現在、その可能性は極めて薄い。

トランプ・プーチン・ルペントリオで世界平和へ=仏ルペン氏 』の記事ではタイトル通りの世界平和を思い描いているが、そこに日本がかかわっている様子はない。
、『1%、急激に衰退中。滅亡に向けてまっしぐら。』の記事では「G7で安倍の姿を見たくない。何でしたら、日本を除名してください、トランプさん」などと書いており、日本が世界の中心から離れ隅に追いやられていくことを望んでさえいる。
かつてであれば、小沢一郎の名前をプーチンらと並べ、理想の世界を牽引する日本像を描いていただろうに、寂しいものである。

 

トランプの大統領選勝利は、世の中はどうなるものかわからないものだと私たちに強く印象付けた。
リチャード氏のなかでのトランプ像、あるいはリチャード氏の世界観は今後どのように変化していくのか、楽しみである。


《引用記事》
【「トランプ氏は才能ある」=ロシア大統領(時事通信)】
プーチン大統領が、トランプ氏を賞賛していた。
トランプ候補:「ジョージ・W・ブッシュが米国にいたビン・ラーディン一族を機密に国外に逃亡させた」
日本経済も予定通り大失速中。
トランプ氏の過激で排他的な発言は
トランプ氏“詐欺”疑惑「トランプ大学」 「不動産王が投資指南」宣伝も「ただの自慢話」
トランプ氏の笑顔。素敵です。
ついに、トランプ氏自身が「不正選挙」に言及。「投票所でも不正が行われている」と。
【オバマ大統領:トランプ氏が唱える「不正選挙」には根拠がないと批判】
ヒラリー不正当選で阿鼻叫喚の事態が!
FBIがクリントン氏聴取
■クリントン氏の訴追求めず 私用メール問題でFBI長官
FBI幹部に金を掴ませ、私用メール問題を不起訴にさせ、見返りに昇進させてやったヒラリー。もういい、お前はOK牧場で縛り首だ。
FBIの反乱が止まらない。….止まらなくて結構。大反乱してください。
FBIのコミー長官が、最後の最後に99%を裏切ってきましたね。但し、恫喝されたから?FBIの捜査担当夫妻が消されている?◆FBI「結論変わらず」 クリントン氏メール問題で(朝日新聞)
なぜ、日米メディアは、トランプ勝利を予測できなかったのか?簡単です。ヒラリーの背後の1%は、不正選挙でヒラリーを勝たせる予定だった。だが、トランプ票があまりに多すぎて断念した。(リチャード・コシミズ)
銃規制ができていないことが、トランプ大統領を誕生させた。(リチャード・コシミズ)
興奮のトランプ氏勝利から一夜明けて。(リチャード・コシミズ)
トランプ・プーチン・ルペントリオで世界平和へ=仏ルペン氏
1%、急激に衰退中。滅亡に向けてまっしぐら。
旧RKブログ保存版richardkoshimizu official websiteより)

※今回引用記事として本文中で言及した記事を挙げましたが、2015年12月以降リチャード氏は大統領選に関して200以上の書いており、それらの記事も参考にしています。