選挙と2017年の独立党

しっかり年も明けてしまったが、2017年の出来事として欠かしてしまってはいけないのが衆議院選挙。

2017年に行われた第48回衆議院選挙は、自民党が改選議席を維持したままとはなったものの、公明党はその議席を減らした。
野党においては勢力図が書き換わり、都知事選挙で支持を集めた小池百合子が代表を務める希望の党は勢いにブレーキがかかり、衆議院選に党としては出ず、党員を希望の党に合流させようと動いた民進党は崩壊状態になった。
元民進党の議員らを中心に作られた立憲民主党は、リベラル層からの支持を集めて躍進。
立憲民主党はこれからどのように独自性を出していくのかが問われるだろう。下手をすれば「結局民進党の看板が書き換わっただけではないか」と言われかねない。

そんななか、リチャード・コシミズはこの選挙において立憲民主党を熱く支持。
同党の躍進に「ユダヤ資本主義の凋落」を感じ、大はしゃぎであった。

◆歓迎!立憲民主党!

この立憲民主党が生まれる前、リチャード氏が推している政党というのは全くない状態であった。

かつては小沢一郎と未来の党を猛烈に支持していたが、未来の党はリチャード氏らの期待に応えるような動きを見せず、かつて「選挙の神様」「国士」などと称賛されていた小沢一郎も再び裏社会の手先として扱われるようになってしまった。

「自公の与党政権は嫌いだけど、支持したい野党もない」という状態はそれなりの長きにわたって続いており、とりあえずは政党と無関係に自分がデカい顔をできそうな候補者のもとに行って応援する、というのがこのところのリチャード氏の行動パターンであった。

今回の選挙も当初「ということで、誰に投票したらいいかの検討に入ります。」というスタートを切っており、どの党ではなく個人を応援する方向で動いていた。

この風向きを大きく変えたのが立憲民主党の結党である。
リチャード氏は民進党(かつては民主党)は裏社会の用意したBチーム(Aチームは自公を指す)であると批判し、代表を務めた政治家(菅直人や野田佳彦、前原誠司)をあらん限りのレッテル張り(極左、同性愛者、同和地区出身者)で中傷してきた。
民進党が希望の党との合流を決めた時は、「リベラル分断」の陰謀として批判している(リチャード氏は極右や極左という単語は好んで使うが、リベラルという単語を使ったのはおそらく今回が初めてである)

この流れの中で、彼が蛇蝎のごとく忌み嫌った前原誠司を抜きにした「ほぼ民進党」こと立憲民主党が結成されるという展開は、リチャード氏にとってはこの上なく素晴らしい出来事として歓迎された。
リチャード氏の目の前にある料理から、嫌いな食材だけ取り除かれたようなものである。

ウォッチャーとしては、そもそも民族主義者でもあるリチャード氏が、リベラル系の政党の誕生をここまで歓迎するのは実に奇妙に見える。
そもそも立憲民主党の党首である枝野幸男はかつて民主党政権下で起きた東日本大震災の時には官房長官を務めていており、リチャード・コシミズ理論の中では大量殺戮に手を貸していた人間だったはずである。
実際、RKブログの中でもわずかながら攻撃の対象となっている(『枝野官房長官….ようするに世ゴロ協メンバーを賎獄の代役にしただけ。』)。

だがそれでも、リチャード氏の攻撃対象として目されていた期間や度合いが弱かったためだろう、今回の結党で一気に枝野ブームが巻き起こってしまった(どんな感じに持ち上げているかは後述)。

立憲民主党誕生に大興奮のリチャード氏は、『立憲民主党さん、支援させてください!』という記事を公開している。

立憲民主党にエールを送りたい!

日本に良識人が残っていることを知らせたい!

って、どうやって、彼らに連絡できるのか?

どなたか、調査してみてください!

情報感謝!

今まで何度か政治政党の応援してきたのに、なんでここにきて「どなたか調査してみてください」と他人任せなのか意味が分からないのだが、とにかくテンションが高い。

この後この要請に応じてくれた党員から情報が来て『立憲民主党 枝野氏がボランティア募集!!』などと記事を書いているが、選挙の手伝い募集はわりかとふつうである。

こののち、リチャード氏は埼玉3区の山川候補の応援に入り(『明日10月6日から、立憲民主党から衆議院埼玉3区に立候補される予定の山川ゆりこさんの選挙支援をします。』)、またぞろどんなぶっ飛んだ選挙応援の演説を見せてくれるものかと期待を寄せていたのだが、そうはいかなかった。

詳しい事情は分からないが『立憲山川候補のお手伝い、本日は休止の模様です。』『今日の立憲、山川候補のお手伝いは、希望者殺到につき、遠慮しておきましょう。』の記事で応援が中止となった事が書かれている。

選挙期間のボランティアなどいくらいたって困る事はないのではないかと思うが、『今日の立憲、山川候補のお手伝いは、希望者殺到につき、遠慮しておきましょう。』の記事には「また、朝鮮部落裏社会も必死に「悪宣伝」に動いているようです。ご報告まで。」と書かれており、リチャード氏の悪評が伝わって支援の申し出を断られた可能性がうかがわれる。

ボランティアという具体的な応援が座礁してしまったリチャード氏は、この後池袋での立憲民主党の演説などを見物に行きその様子を熱っぽく語っている。

2017年10月10日、午後4時30分。

池袋西口。

立憲民主党東京10区鈴木ようすけ候補の街頭演説。

応援演説にやってきた枝野さん。

RKが一部始終を見た、聞いた、感じた。感動した。

そして、なんだ、この人、いつもRKが言っているのとそっくりなことを言っているじゃないかと思った。

真理は一つしかない。正しい手段で追及すれば、プロセスは違っても、最終的には誰でも同じ結論に到達する
(『枝野幸男 立憲民主党代表の街頭演説@池袋駅西口(2017衆院選)』)

熱っぽい事は熱っぽいのだが、おそろしく中身がない。いわゆる「小並感」である。

枝野氏が演説で何を語ったのか、RKは演説のどこに共感し、感動したのかがさっぱりかかれていない。本当にリチャード氏は現場に行ったのかが疑わしくなってくるレベルである。

10月19日には秋葉原、10月21日には大宮での演説を見物しに行き、『RKも、アキバに行ってきましたよ。』『立憲民主党、国民に一斉に背中を押されて、猛進撃。安倍不正選挙犯罪者一味風情に止める力なし。』の記事を書いているが、少しはましになったとはいえ、相変わらず演説の中身について具体的に触れてはいない。

こうして、演説を聞きに行くという、世間一般の人と変わらない(ボランティアを拒否されたのなら一般人よりむしろ劣るが)レベルで選挙に関わり、演説の場の空気に浸って勝利への確信を高めたリチャード氏は、開票日が来るよりも早く「祝勝会」の準備してしまうほどであった(『10月22日、RK事務所で「祝勝会」を計画しています!』)

選挙が終わってみれば、立憲民主党は躍進し、54議席を獲得した。

それは確かに勝利であるが、自公政権は相も変わらず改憲議席を維持しており、リチャード氏の世界観であれば深刻な状況に変わりがないはずなのに、当のリチャード氏は意に介さない。

今回の選挙、我々の大勝利だと判断していますが。世界の夜明けなんですが。』の記事では政権交代が出来なかった件に触れているが、「今度の選挙の結果、「米国国家デフォルトの回避が、ほぼ、できなくなった。ユダヤ金融資本の跳梁跋扈の歴史に終焉の時が来た。」と分析しますが。」と書いている。

日本の国会の議席数がアメリカのデフォルトと何の関係があるんだ?という感じだが、リチャード氏の世界観では、「改憲→日中戦争→ドル本位体制維持→アメリカのデフォルト回避」という図式が成り立っているらしいので、大丈夫らしい(アメリカのデフォルト回避は米国内で債務上限をあげれば一応できるし、現にトランプ政権でもやっているのだが)。

ではなぜ
裏社会は改憲議席を維持していながらも改憲しないのかというと、今改憲をごり押ししたら立憲民主党の呼びかけで国民が蜂起するのでそれが出来ないという(立憲民主党が蜂起を呼びかけたりしたら、それこそ力づくで鎮圧する絶好の口実になると思うんだが)。
まあ、いつもの「〇〇をごり押しすることで、国民が覚醒する」パターンと同じである。

◆称賛!立憲民主党!

リチャード氏が政治家を気に入ると、病的な賞賛を送り始める。

先述の小沢一郎もそうだが、昨年のトランプ大統領に対する賞賛というか心酔も相当なものであり、今もなお継続中である。

今回の枝野・立憲民主党ブームではどんな“RK節”が飛び出したのか、集めてみた。

立憲民主党は、日本に最後に残った良識派の牙城(『ユダヤ朝鮮裏社会の「小池みどりの狸を使った戦争謀略」、必ず粉砕します。』)

立憲民主党が大化けして、日本版トランプ旋風を引き起こす可能性、大なり(『民進出戻り組も続々 「枝野新党」にリベラル票が大量流入….立憲民主党が大化けして、日本版トランプ旋風を引き起こす可能性、大なり。』)

枝野さんの気迫あふれる演説に聴衆は熱狂。(『希望の党旋風?立憲民主党「大人気」で早くも消滅。(^-^)』)

今、枝野さんの元には、朝鮮部落勢力に支配されていない清真の日本人が集まっているのだから!(『立憲民主党旋風、小池緑狸党を席巻!』)

枝野さんの清新な姿勢。それに比べて、3匹の売国奴の卑しさ丸出しの下卑た姿勢。国民は、安倍就任以来感じてきた政治不信から抜け出し、信じられる政治を求めて枝野新党に殺到する(『「立憲民主党の風」小池狸党も統一教会安倍自民党も吹き飛ばして、快進撃中!』)

枝野さんの演説は国民の心を揺さぶります。(『今後の選挙情勢を詮索!』)

街頭演説の主役は、やっぱり、枝野さんでした。

「憲法を無視する権力に正当性はない。歯止めをかけないといけない」

今、そして、これから国民が注目するのは、立憲民主党の枝野さんのよく通る澄んだ声で行われるスピーチである。聴衆の皆が、うんうんと頷き、賛同の拍手を送る相手は、枝野さんだけである。残念ながら、安倍や小池のスピーチからは憎悪と悪意しか伝わってこない。

歴史が変わるとき、常に「名演説」があった。国を、国民を動かす名演説が!(『歴史が変わるとき、常に「名演説」があった。国を、国民を動かす名演説が!』)

民は、自公希維戦争屋連立キチガイ政権の「発生」を嫌い、立憲民主党に望みを託す。枝野氏の行くところ、国と国民の将来を憂う人たちで溢れかえる。(『国民は、自公希維戦争屋連立キチガイ政権の「発生」を嫌い、立憲民主党に望みを託す。1%オリガーキ・ユダヤ人の傀儡どもに日本を渡さない。』)

さあ、枝野さんの街頭演説を聞きに行こう!10月13日は札幌!10月14日は東京!

心が体が感動に震えること間違いなし。人は、感動して初めて、本気になる。そして、戦う!日本版トランプ革命を!

(『国民は、自公希維戦争屋連立キチガイ政権の「発生」を嫌い、立憲民主党に望みを託す。1%オリガーキ・ユダヤ人の傀儡どもに日本を渡さない。』)

辛うじて当選した民進出身の希望議員は、選挙後、大挙して、党籍離脱。目指すは枝野氏の深くて暖かい懐。
(『小池狸の党、東京23選挙区全滅!改選57議席を下回る「快挙」達成!』)

勧善懲悪選挙です。冷たい雨を吹き飛ばすのは、熱気に満ちた立憲民主党だけです!安倍政治の質の悪さに辟易した国民は、唯一信じられる枝野氏に全てを託します。
(『哀愁の希望、若狭候補の頬を打つ冷たい雨。濡れそぼるみどりの狸レインコート。集まらない聴衆。こんなはずじゃなかった….。』)

今、我々の目前で起こっていることは、単に、「立憲民主党の躍進」なんかじゃないんです。

正邪の最期の戦いなんです。
(『これは「正邪」の最期の戦いなんだ!』)

自民党の朝鮮悪安部とかいう愚鈍の演説には、警察官が多数出て警戒する。まるで戒厳令下の嫌われ者の独裁者の演説のようだ。聴衆と演説者の間に敵対関係がある。枝野さんの演説は違う。目の前にまで聴衆が詰め寄って、演説に聞き入る。一字一句逃すまいと。そこには互いの信頼がある。
(『RKも、アキバに行ってきましたよ。』)

早くも、次次期日本国総理となることが内定している立憲、枝野さんが首相指名されます!
(『早くも、次次期日本国総理となることが内定している立憲、枝野さんが首相指名されます!』)

よくもまあ、というレベルで褒めちぎっているが忘れてはいけない。小沢一郎のときだって一冊の本が彼の為に書かれたかのようなフィーバー状態にまでなっていたのに、今は手のひらをかえしているのだ。

リチャード氏の言葉は世界の真実を映したものなどではなく、リチャード氏の今この時の心情を何倍にも大げさに映し出しているに過ぎない

いずれ立憲民主党が「期待ほどじゃなかった」とリチャード氏に飽きられる時がくれば、立憲民主も裏社会のBチーム、枝野幸男も隠れ朝鮮人かなんかに変わるのだろう。

◆2017年の独立党

2017年の独立党というかリチャード・コシミズ氏の言行を観察して感じたことは「良い方向に解釈する傾向が強まっている」ということである。

これまでも何かにつけて(特に選挙に関しては)勝利宣言めいたことをしてきていた。
多いパターンは「この不正選挙のごり押しで国民が目覚める!ありがとう!」である。
今回はこの捨て台詞ではなく「今回の希望の党、民進の合流で真の国民に支持される立憲民主党が誕生した、自爆してくれてありがとう」というパターンだったが、これが開票結果がでる前から幾度となく繰り返されているうえ、開票日の1週間近く前から祝勝会を予定するというほど、勝利への確信があからさまであった。

小沢ブームに沸いた未来の党の時は「勝つことが決まっている」という余裕のある姿勢ではなかった。
不正選挙によって結果がゆがめられえるという懸念が強く、不正を暴くために皆で世間に迷惑をかけていた。

当時と比べると2017年はあまりに能天気なのだが、これはひとえに2016年のトランプ大統領誕生が大きいのだろう。
リチャード氏の世界観は「ユダヤ金融資本という邪悪な勢力との対決」を描いた一種の物語である。
この物語が2016年のドナルド・トランプの逆転勝利によって、一つの山場を越えてしまったのではないだろうか。
かの戦いが大勝利で終わった結果、以降の出来事はすべてハッピーエンドに収束していくだけのエピローグとして解釈されているように見える。

もちろん世界は一つの物語などではないし、これまで続いてきたようにこれからも結末なく続いていく。
このエピローグ状態は、はたしていつまで続けられるのだろうか。


《参考記事》
枝野官房長官….ようするに世ゴロ協メンバーを賎獄の代役にしただけ。
旧RKブログ保存版より)

ということで、誰に投票したらいいかの検討に入ります。』『立憲民主党さん、支援させてください!
立憲民主党 枝野氏がボランティア募集!!』
『明日10月6日から、立憲民主党から衆議院埼玉3区に立候補される予定の山川ゆりこさんの選挙支援をします。』
立憲山川候補のお手伝い、本日は休止の模様です。
今日の立憲、山川候補のお手伝いは、希望者殺到につき、遠慮しておきましょう。
今日の立憲、山川候補のお手伝いは、希望者殺到につき、遠慮しておきましょう。
枝野幸男 立憲民主党代表の街頭演説@池袋駅西口(2017衆院選)
RKも、アキバに行ってきましたよ。
立憲民主党、国民に一斉に背中を押されて、猛進撃。安倍不正選挙犯罪者一味風情に止める力なし。
10月22日、RK事務所で「祝勝会」を計画しています!
今回の選挙、我々の大勝利だと判断していますが。世界の夜明けなんですが。
ユダヤ朝鮮裏社会の「小池みどりの狸を使った戦争謀略」、必ず粉砕します。』
民進出戻り組も続々 「枝野新党」にリベラル票が大量流入….立憲民主党が大化けして、日本版トランプ旋風を引き起こす可能性、大なり。
希望の党旋風?立憲民主党「大人気」で早くも消滅。(^-^)
立憲民主党旋風、小池緑狸党を席巻!
「立憲民主党の風」小池狸党も統一教会安倍自民党も吹き飛ばして、快進撃中!
今後の選挙情勢を詮索!
歴史が変わるとき、常に「名演説」があった。国を、国民を動かす名演説が!
国民は、自公希維戦争屋連立キチガイ政権の「発生」を嫌い、立憲民主党に望みを託す。1%オリガーキ・ユダヤ人の傀儡どもに日本を渡さない。
国民は、自公希維戦争屋連立キチガイ政権の「発生」を嫌い、立憲民主党に望みを託す。1%オリガーキ・ユダヤ人の傀儡どもに日本を渡さない。
小池狸の党、東京23選挙区全滅!改選57議席を下回る「快挙」達成!
哀愁の希望、若狭候補の頬を打つ冷たい雨。濡れそぼるみどりの狸レインコート。集まらない聴衆。こんなはずじゃなかった….。
これは「正邪」の最期の戦いなんだ!
RKも、アキバに行ってきましたよ。
早くも、次次期日本国総理となることが内定している立憲、枝野さんが首相指名されます!

“選挙と2017年の独立党” への 2 件のフィードバック

  1. 記事を書いてくださりありがとうございます

    やたらと楽観的な記事が多いのはトランプの勝利に加えて、去年3月にコシミズの中では最大の敵であったデービッド・ロックフェラーが亡くなったのも大きいかと思います
    にしてもトランプへの愛着も凄まじいですね…そろそろ小沢一郎みたく見放される頃かとも思いましたが、エルサレムの首都認定も超好意的に解釈してますし
    過去にここまでコシミズに愛された政治家はいましたかね?頭のレベルが近いからでしょうか?

    1. トランプに対してリチャード氏が楽観的なのは、プーチンや習近平と同様に、トランプがアメリカの政治をどう動かそうと、日本に住むリチャード氏にとって直接的な悪影響がないからだと思います。

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