タグ別アーカイブ: ユダヤ

夏の小ネタ

独立党が力を入れている不正選挙裁判については、実際に裁判が始まったり、あるいはやらなかったりとある程度結果が出てからでないと書けないので今のところ「待機」なのだが、裁判以外にRKブログに動きがないわけでもないので、軽くまとめておく。

 

◆独立党と自然

この夏、最高気温更新や地震の誤報や豪雨など、あまりありがたくない自然現象に関するニュースがあったわけだが、それらをいちいち陰謀と結びつけないと気が済まないリチャード氏や陰謀論者。

自然現象の原因を「超人的な力を持つ何者かの仕業」と考え、説明づけるその姿は、かつて天変地異(洪水や日照り)を神の仕業と解釈した人々と大差がない。
当人たちは「神」や「悪魔」の代わりに「気象兵器」などの文明の利器っぽい名詞を使っているので「科学的な発想」ができているつもりなのだろうが、用語や知識が科学の成果に基づいていても、考え方や手法が科学的とはいいがたい状態である。

 

最高気温更新

8月12日に高知県四万十市で最高気温が更新され、それまでの埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市の40.9度を超え、41.0度に達した。

このほか関東で猛暑日が4日連続で最高記録タイとなったり、今年の「暑さ」が注目されたのは間違いない。
リチャード氏はこの状況について『高知で41度、史上最高=6年ぶり更新、3日連続40度超:サウジアラビアにでも避暑に行きましょうか?』で以下のようにコメントしている。

サウジアラビアにでも避暑に行きましょうか?
異常気象。あまりに不自然。だが、メカニズムがわからない。
北極海海底やインドネシア沖合のエクソン・モービルの核を使った海底探査….これらが地球全体の気象に影響を与えている?わからん。

暑くなったメカニズムについては専門家である気象庁の発表を待てばよさそうなものだが、それは置いておいてとりあえず「エクソン・モービルの核を使った海底探査」に行ってしまうあたりがさすがである。
そんなことやったら特徴のある地震波形と海洋汚染でばれるし、北極で行った核爆発の影響が日本で出ているなら、北半球の非常に多くの地域でなにがしか異常が報告されていそうなものである。
ちなみにこの記事を書いた翌日、気象庁は『最近の日本の高温について』という報道発表をしている。

地震の誤報

8月8日、16時56分、和歌山県北部を震源とする緊急地震速報が発せられた。
みんなが身構えたものの結局大きな揺れは発生せず、のちに誤報として気象庁が謝罪することになった。

気象庁は報道発表資料『8月8日16時56分頃の緊急地震速報の過大な震度予想の原因と対処について』にて原因を公表している。

観測機器の障害が原因でデータ処理装置上でノイズが発生し、震度予測に大きな狂いが生じてしまったということらしい。
こういったミスで緊急地震速報が信頼を失えば、本当に大きな地震が予測されたときに人々が対応しないような事態につながりかねないので、ぜひ改善に努めてほしいものである。

だが、こういうケースが発生する前から緊急地震速報や「公式発表」というものをとにかく信用していないのが陰謀論者である。

今回の誤報に関して、彼らは公式発表で言われた「機器の障害」が原因とは考えず、「15時56分に人工地震を発生させるつもりだったが失敗し、緊急地震速報が空振りした」と考えているのである。

「緊急地震速報が出たのに地震が起きなかった」という事象にたいする説明を、可能性だけで語ってよいなら何でもアリになる。
しかしそれを事実だと証明するには、単に言い張るだけでは無理というものである。

この地震の誤報に対して、リチャード氏らも人工地震である根拠を探そうと必死なようであるが、出てくるのはテレビのテロップがおかしかったというような話ばかりである。
単にテロップ上のミスと考えればそれで説明がついてしまうような話ばかりである。

8.8ユダ金大失敗エアー地震その後の情報』ではテレビのテロップや新幹線内の電光掲示での表示をもとに「地震が起きると前もって伝えられていた情報がフライングした」としているようだが、そもそも「人工地震を起こす」という情報をテレビ局や鉄道会社にまで事前に周知する意味などないだろう。
「和歌山・白浜テロップがフライング」したというが、フライングしたのは生中継で映す地名のテロップである。
現地の生中継映像がうまく流れずにテロップだけ流れてしまったという感じだ。
ニュース番組で録画したニュース映像のテロップ(発言などの文字起こし)がずれたりすることが時々あるが、あのレベルの誤りに過ぎない。
ある程度事前に準備する余裕のあるニュースでもテロップのミスは発生する。
突発的な緊急地震速報への対応で、この程度のテロップのミスが発生することくらい不思議でも不自然でもない。

8.8エアー地震の10分前に出されたテレビのテロップ? 「午後4時46分ごろ地震がありました。」』も単にテロップのミスである。
記事内では「地震の10分前にテロップが出た」と書いているがである。

【高校野球中継】【ABCテレビ】緊急地震速報の誤報のお知らせ

映像を見てみればわかるが、このテロップと放送は、「16時56分の緊急地震速報で報じられた地震が深刻な規模ではなかったこと」を知らせるためのものである。
つまり地震前に流れていた映像ではないのだ。
アナウンサーは「午後4時56分ごろ地震がありました」と発言している。
テロップは単なる誤りにすぎない。

独立党員もこの記事のうかつさを指摘している(一番最初のコメントから指摘が入っている)程のお粗末さである。

 

雷と光の柱

杉並の光の柱:気になるので紹介しておきます。』では、8月上旬に首都圏を襲った雷雨の際に、雷をスマホのカメラで撮影したら光の柱が写っていたという写真を取り上げている。

紹介された写真はかなりインパクトのある画像で、掲載されたコメントは衛星からの攻撃の可能性を示唆している。

だが衛星兵器というのはSFやスパイ小説の世界の話であり、情報収集のために利用されるようなことはあっても衛星そのものが兵器を積んで攻撃してくるということは現実にはない。
レーガン政権時代にそう言った攻撃衛星を作ろうという計画(スターウォーズ計画)があったが、技術的に難しかったり、実現しても効果に乏しい(防御することがそれほど難しくない)といった指摘があり、実行はされなかった。

この現象の正体は、はるかかなたに浮かぶ謎の軍事衛星などではなく、撮影した人が撮影に使ったスマートフォンにあった。

『iPhone』カメラの欠点を利用して「ゆがんだ写真」を撮る方法』の記事によれば、この「光の柱」はスマホのカメラで撮影した場合に起きる現象であることがわかる。
通常のカメラではレンズに写っている光景全体を一度に撮影するが、スマホではスキャンするように撮影するため、撮影中のごく短時間に変化があると、その変化を拾えた箇所と拾えなかった箇所で違いが出てしまうという。

「光の柱」の写真では、光の柱が立っているかのように見える箇所を撮影している短時間に雷で空が瞬いていたということである。

気になるのなら少し調べてみればいいのに、とりあえず紹介してしまっているあたり、「あまり学んでいないな」と今更ながら思ってしまう。

 

◆意外に浅い支配の歴史

リチャード氏の書いたいくつかの奇書の中に「リチャード・コシミズの新しい歴史教科書」というのがある。

はっきり言ってタイトルに偽りありで、あまりに限定的な範囲しか取り扱っていないので教科書としては使えず、また意外にも定説に反しない内容の記事が多く、「新しい」と感じる部分が少ない退屈な本である。

「新しい歴史教科書」を読んでも、リチャード氏の持つ陰謀史観全体を知ることができないのだが、今回書かれたブログ記事『とてもおおまかに世界の構造を解説してみます。1~2分くらいで。』ではタイトル通りおおまかにだが知ることができる。

で、これでみると大変な事実を知ることとなった。

なんと、「ユダヤ金融資本」による世界支配は第二次世界大戦後からだったという。
戦後から今までというと、68年間
もっと長い歴史だと思っていたぞ。
資本家が生まれたのがそんなに遠い過去というわけでもないから妥当なのかもしれないが、一方でユダヤ金融資本の目的が「旧約聖書にある大イスラエルの建国」だといわれると支配の歴史の浅さとはあまりマッチしない。

それまでは世界を支配し、富を独占していたのは大英帝国なのだそうな。
現在だってイスラエルという国家こそあれ、ユダヤ人による支配は主に裏からという形なのだから、「昔っからユダヤが陰から支配していました」という図式で良いようにおもうのだが、そうではなかったようである。

リチャード氏は第2次世界大戦より前の歴史について語ることも少なくなく、そこではユダヤ人の暗躍もいくらか語られているのだが、あくまでその時点ではユダヤ人は世界を支配しているわけではないようである。
パッと思いつくもので言えば、明治維新、日露戦争、共産主義の誕生、ナチス政権の誕生、真珠湾攻撃などがあるのだが、これらの歴史的な事件をいくつも起こしておきながらまだ世界の支配者の座を大英帝国に譲っていたとはどういうことなのか(同記事では「戦後、世界最強の軍事大国として予定通りユダヤ米国が覇権を掌握し、世界経済を長く支配した」とあるので、真珠湾攻撃時も世界を支配してはいない)。

で、大英帝国が世界を支配し、その座から転落した経緯について詳しく語る日は来るのだろうか?

 


《参考記事》
高知で41度、史上最高=6年ぶり更新、3日連続40度超:サウジアラビアにでも避暑に行きましょうか?
この異常な暑さ、ゲリラ豪雨。あまりにおかしいですね。

奈良で地震?
金融ユダヤ人の皆さん、地震テロ失敗のようですが、まだ何か企んでいますか?
8.8なんちゃって地震速報:皆さんのご意見をまとめてみました。
8.8ユダ金大失敗エアー地震その後の情報
8.8エアー地震
8.8エアー地震の10分前に出されたテレビのテロップ? 「午後4時46分ごろ地震がありました。」

杉並の光の柱:気になるので紹介しておきます。

とてもおおまかに世界の構造を解説してみます。1~2分くらいで。
そういえば桜島の噴火は陰謀ということにはならなかったですね。
(以上、richardkoshimizu’s blog より)

最近の日本の高温について
8月8日16時56分頃の緊急地震速報の過大な震度予想の原因と対処について
(気象庁HP 報道発表資料)

『iPhone』カメラの欠点を利用して「ゆがんだ写真」を撮る方法』(WIRED

素人として、またいくらか書く気になったので

この記事では専門的な知識を抜きに、常識的な知識(+インターネット検索で調べられて、理解できたこと)の範囲でリチャード氏のツッコミどころにツッコんでおくものである。なぜなら専門知識は持っていないから。

◆四角が人工地震の証?

リチャード氏は『富士山を囲む正方形の「震源」。人工地震の明確な証拠です。』において、ブログによせられたコメントより、4つの地震の震源の座標を合わせると富士山を囲んだ正方形になると書いている。

書かれた座標は以下の4つ

静岡東部
35.3 138.7
35.3 138.8
山梨南部
35.4 138.7
35.4 138.8

これはもう「四角くなって当たり前だ」としか言いようがない。
緯度と経度がきっかり±0.1度ずつズレた4つの点があれば、それは四角形になって当たり前である。
メルカトル図法の世界地図では20度くらいの間隔で緯線と経線が格子状に引かれているが、それを0.1度間隔のサイズまで小さくしただけと考えればいいことだ。

では、この緯度と経度を基にした座標はどのくらいの誤差が含まれているか、ここに注目してみる。

件の記事に書かれた震源の座標は見ての通り緯度と経度を小数点以下1桁までの値。
つまり、小数点以下2桁以降の数値は切り捨てるか四捨五入しているということになる。
これは相当にアバウトな数値である。

たとえば小数点以下2桁目で四捨五入しているとする。
すると震源の座標が「35.3 138.7」ならば、「北緯35.2500000000000~35.3499999999999 東経138.6500000000000~138.7499999999999の範囲内のどこか」で地震が起きたということになる(『地球探検の旅』を利用すると、GoogleMapsでは緯度・経度が小数点以下13桁くらいまで出てくる)。
この誤差の範囲はどのくらいの広さかというと、「東西約9㎞×南北約11㎞」(日本のあたりだと経度は0.1度につき約9㎞、緯度は世界中どこでも0.1度につき約11㎞の間隔がある)。
面積にして約99平方㎞という相当広い範囲だ。
すなわち「35.3 138.7」を中心とした約99平方㎞の四角形の範囲内のどこで地震が起きても、データ上は「35.3 138.7」で発生したことになると考えるべきだ。

視覚で理解したければ、リチャード氏が提示した4つの震源の地図を見ればいい。
あの4つの震源を結んでできる四角形(正方形ではない)の広さが、それぞれの震源の持つ誤差の範囲なのである。

残りの3つの震源も同様に実際の震源とデータ上の震源にはかなりの差があると考えられる。
実際の震源4つの位置を調べて結んでみても、直角のみで構成された「人為的に見える」正方形や長方形にならない可能性が非常に高いだろう。

かなり大雑把に処理されたデータ上の値を4つ拾ってきて「これは絶対に自然の地震ではありません」だの「悪魔の正体見えたりぃ!」だの高らかに叫んでも恥ずかしいだけである。

 

◆過去の計画

リチャード氏は過去にあった二つの計画を持ち出してきて、今回の地震が人工地震であると主張している。

一つは1957年に核兵器による人工地震を使って地球内部について探ろうとした計画の話。
もう一つは「プロジェクト・シール」と呼ばれた爆発物によって津波を引き起こそうという実験。

1957年の人工地震は、地震そのものを兵器として使うようなものではない。
リチャード氏自身が引用してきた新聞記事にも学術的なものと書かれている。
調べてみると1957年にはネバダだけで29回にものぼる核実験が行われており、そういった核実験で発生する震動(つまり人工地震)を利用して地球の内部を探ろうというものではないのだろうか。
この「核兵器による人工地震」は攻撃目的ではないのは明らかだ(ただしその核実験は、核爆弾を運用するための貴重な知見をもたらしただろう。「地球の内部を探る」がオマケにすぎない可能性はある)。

プロジェクト・シールはニュージーランド、ファンガパラオア(Whangaparaoa)沖で行われた実験で、爆発物を使って津波を起こそうというもの。
多くの日本語のサイトで引用されている新潮45の記事では「30mの津波の発生に成功した」と語られているらしいのだが、Wikipedia英語版の記事やそこからリンクされている記事などを読むとそこまで目覚ましい成果を上げたような記述は見られない。新潮45の記事は大げさに書かれている可能性がある。

リチャード氏や他の人工地震説支持者はこれらのエピソードを「東北関東大震災が人工地震であった」という主張の補強材料として挙げているつもりのようだが、残念ながらそうはならない。

「東北関東大震災が人工的に引き起こされた地震である」ということを証明するよう求められているのであって、「この世に人工地震と呼ばれるものが存在する」ことを証明しろなどとは求められていないのだ。

過去の地震攻撃計画書や津波爆弾実験、人工地震の話をいくら持ち出してきても、東北関東大震災そのものが人工的に引き起こされたものであるということを少しも証明できないのである。

 

◆気象庁まで陰謀に

もともと、「金融ユダヤ人のしわざ」で始まった陰謀論も、今や東京電力と気象庁のふたつの組織も加えられることとなった。

東京電力が加えられた理由は、計画停電が純粋水爆の起爆に利用されているという、これまでの純粋水爆の設定を覆す陰謀論が出たためである。
純粋水爆の起爆が常温核融合からレーザー起爆式に変更された説明は特になく、リチャード氏に「計画停電になんて面倒だ、もっと好きに電気を使わせろ、そうだ!陰謀ってことにして反対しよう!」という思いつきがあったんじゃないのかと邪推したくなる。
計画停電が4・5月には実施されない情報を受け、「311地震テロ:東電、計画停電がネタばれしたので、原則廃止。」などと言っているが、4月に入っても大きい余震は既に起きているし、これからも頻発するだろう。
それらについてはあくまで「自然由来」としてシラを切るつもりなのだろうか。

そして最近では気象庁も陰謀組織に加担していることになってしまった。
理由はリチャード氏の自説を否定するデータを提示しているからである。

3月11日14時46分の大地震は最初の発表の段階ではマグニチュード7.9、震源の深さ10㎞であった。
この深さ10㎞に注目したリチャード氏は地球深部探査船「ちきゅう」が掘ったと主張していたが、現在では震源の深さは24㎞であったと判明している(マグニチュードは9.0に修正)。

これによってリチャード氏の「311人工地震説」は成立しなくなってしまった。
3月11日の地震以後の余震について唱えられていた「定点反復人工地震説」も精度の高いデータに更新された結果、同じ場所で繰り返し地震が起きたとは到底言えなくなってしまったことは、前回の記事で紹介したとおりである。

精度の低い段階のデータに飛びついて、常識と大きくかけ離れたセンセーショナルな説をぶち上げたものの、最新データの公開によって自説が維持できなくなくなってしまったため、陰謀認定しているに過ぎない。
地震が発生した直後には正直なデータを申告していたのに、あとになってあからさまなウソのデータを出すなんてあるだろうか?
ウソをつくつもりなら最初から震源の深さも震源の位置もデタラメな値を出してそのままにしておけばいいだけの話ではないか。
自分が誤っていたことを認められず、都合が悪い話を全部陰謀のせいにしてしまっている。
陰謀論者の悪癖ここに極まれりである。

自分の説を否定するデータ修正を行った気象庁をどうにか見下してやりたい気持ちで前後不覚になったのだろうか、4月13日付のリチャード氏のブログ記事『大キショーチョー:『自然地震M8なら100KM深度。311地震は人工ゆえ24KM(実は10KM?)』』では、「M8の地震では岩盤のずれが100㎞の範囲に及ぶ」という気象庁の説明を「M8の地震は震源の深さ100㎞でおきる」と豪快に誤読し、「M9.0で深さ24キロ(後で訂正された数字)っていうのは?はい、人工地震だからです。」などと上から目線で大ボケをかましている。
恥の上塗りもいいところである。

 

◆最後に、危険な遊びに警告を

天災というものは至極理不尽な偶然である。

もちろん地震と津波の発生にはメカニズムが存在して、天災が起こったのは必然であったことがのちの研究で明らかにされるのだとはおもう。

しかし、人の生死には偶然があったのだと思う。

地震が起きた時、津波が押し寄せた時にその人がどこにいたかという偶然で明暗が分けられた。

この理不尽な偶然によって多くの人間が命を落としたし、生きながらえたとしても仕事や財産や住む場所、大切な人間をなくした人間の数はその何十倍もいるだろう。

2011年3月11日14時46分。
この時間を境に多くの人間が具体的で強い悲しみ・絶望・喪失感・不安・怒りを抱くことになってしまった。
これらはいずれもやり場のない感情だ。

しかし、リチャード氏やほかの陰謀論者たち主張は、これらやり場のない感情をやり場のある感情へと矯正しようとするものである。

とても危険な行為だ。

ありもしない罪状で他者をやり場のない感情のはけ口にしようと誘っているのだから。

もうすでに陰謀論の世界に肩までに浸かってしまっている人間より、今回の震災を機に陰謀論者の言うような「世界の真の姿」があるのかもしれない、と思いはじめている人に警告しておきたい。

陰謀史観とも呼ばれるその「世界の真の姿」を事実として受け入れるということは、陰謀を企んだとされる人間を罪人とみなして憎悪の対象にすることでもある。

「世界の真の姿」が的外れなものであった時、あなたは愚かな人と周りに嗤われるだけでなく、陰謀論者の共犯という加害者であったということにもなるのだ。


《参考記事》
富士山を囲む正方形の「震源」。人工地震の明確な証拠です。
人工地震情報、ありがとうございます。
311地震テロ初心者の方へ
新刊序文より:人工地震兵器は陳腐で旧式の大量破壊兵器
あなたの頭の方が心配ですよ。現実を見てください。
311地震テロ:東電、計画停電がネタばれしたので、原則廃止。
大キショーチョー:『自然地震M8なら100KM深度。311地震は人工ゆえ24KM(実は10KM?)』
richardkoshimizu’s blogより)

経度・緯度の指定によるGoogle Earth/Google Maps/地図の起動』(「地球探検の旅」HPより)

核実験の一覧
プラムボブ作戦
Project Sael
(Wikipediaより 『Project Seal』は英語版ページ)

"Tsunami bomb NZ’s devastating war secret"
"Devastating tsunami bomb viable, say experts"
(New Zealand Herald, Eugene Bingham氏の記事より)

地震について』(気象庁HPより)

精度の高いデータで見てみる「定点反復人工地震」

今回の記事は前回の記事『「たくさんあるであろう陰謀の証拠」もとりあえず放置で』の一部の内容をより詳細にしたものです。

リチャード氏が『311CFRテロ:定点・(同緯度・同経度)反復人工地震データ』として掲載していた地震のデータを(こっちで勝手に)気象庁の出した最新のデータに更新してみました。

リチャード氏の出していたデータは出典が明らかでないうえに、多くの項目において精度を欠いています。
3月11日14:46発生の地震のマグニチュードが7.9(実際にはご存知の通り9.0)となっている点からも正確さに欠けていることがわかります(また、最新のデータでは震源は24㎞となっており、「ちきゅう」では届きません)。

今回利用したのは気象庁「ホーム > 気象統計情報 > 地震・津波 > 毎日の地震活動 > 東北地方の毎日の地震活動 」より取得した3月11日から3月16日までのデータ。
リチャード氏の示したデータの日付と時間を基に、同一の地震を扱ったものと思われる(精度が高まったため、時間や位置、マグニチュードや震源の深さなどに違いが出ています)データを並べてみました。
※ただしわずかながらも、データが正確に対応しているか確信がもてない個所もあります。
データの並び順は『311CFRテロ:定点・(同緯度・同経度)反復人工地震データ』と同一です。

果たしてこれで「定点反復人工地震」といえるのか、ご自身の目で検証してみてください。

精度の高いデータで見てみる「定点反復人工地震」 の続きを読む

twitterの悪質なデマについて

現在twitterにて「首都圏在住の欧米人の方、知り合いのユダヤ人に異変はありませんか?家族揃って首都圏から脱出をはじめていませんか?首都圏を直撃するもうひとつの人工大地震が起こされる恐れがあります。」などといったデマが一部の人間の手によって流布されているようです。

このような、関東大震災時に流行ったといわれる「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んでいる」レベルの救いようのないつぶやきを相手にしないでください。

この不快で差別的なつぶやきの情報源は当ブログでウォッチング対象となっているリチャード・コシミズという色々と残念な人物によるもので、根も葉もないものです。

もっともらしく「911の時、WTC勤務のユダヤ人には事前に欠勤を指示する連絡があり、結果数千人いたはずのユダヤ人は全く被害に会いませんでした」などと述べていますが、これは911の際に出回ったデマであり、ユダヤ人と対立関係にあるイスラム原理主義者による政治的な流言です。
このような事実は全く確認されていません。

このような過去の教訓をあきらかに無視した悪質なデマが広まるようなことはないと信じています。
それこそ杞憂に終わるでしょう。

ですが、念のために書いておきます。
こんなデマを相手にしないでください。

あらしを呼ぶ男

前回話題に挙げた鎌倉デモに対するリチャード氏のリアクションということになるのだろう。
デモの呼びかけが行われた掲示板「★阿修羅♪」(以下、阿修羅と略)において、リチャード氏が行動を起こした。

具体的に言うと、阿修羅を荒らしたのである。

 

◆阿修羅と独立党

もともとリチャード氏は阿修羅を多用してきた人物である。
今回の事が起きるまで阿修羅を特に閲覧してこなかったため、あくまで今回調べた範囲で、という形になるが、リチャード氏が阿修羅で使用していたらしいH.N「ブッシュ親子の自作自演テロの11」で記事検索すると相当数の記事がヒットする。

確認した限りでは2009年まで記事投稿がされていたが、現在では投稿可能数が0とされて一切投稿が不可能になっているとのこと。
リチャード氏自身による投稿がいつから不可能になっていたのかは定かではないが、今回のデモ以前よりリチャード・コシミズと独立党を阿修羅の管理人が問題視していたのは確かである。

2010年10月20日、阿修羅管理人によって「いさむ」というリチャード・コシミズ支持者の投稿が制限され、記事が一つ削除された。
投稿記事に問題があると判断されたためである。

いさむ氏は連日、リチャード氏のブログの記事を転載するという行為をおこなっていた。
この行為は事実上公認されており、リチャード氏は「(転載不要)」という文言をブログ記事内に書くことで記事の転載要・不要の意志を暗に示していた。

管理人の許可によって削除された記事は「CIA主導の大虐殺の歴史・統一邪教のコカイン・クーデター」。
この記事を「板違い」「広告目的」として問題視し、処置が下された。

「板違い」と判断された理由は、記事の内容がインドネシアのクーデターを扱っていたため、日本の政治をメインテーマにした「政治板」向きではないため、という点。
「リチャードさんの投稿は、政治板ではなく、雑談とか昼休みが私もいいと思います」と阿修羅管理人は提案している。

そしてどちらかといえばこっちの方が致命的だろう、「広告目的」と判断された理由であるが、投稿された記事の末にブログランキングへのアクセスを誘導する文言が書かれていたことである。
これはおそらくブログの記事に自動的に挿入される文言だろうが、本文と関係ない文言まで考えなしに転載していたのだ。

そもそもいさむ氏の投稿は、リチャード氏のブログの記事をそのまま転載しているだけのもの。
自分の考えらしきものは書かれていないうえに、richardkoshimizu’s blogでまったく同じ文章が読めるため、わざわざ阿修羅に書き込む必要がないものである。
「宣伝目的」と言われても仕方がない。

しかもいさむ氏は過去にも講演動画のアップロードを案内しただけの記事を転載しており、「広告投稿」として2週間の投稿禁止処分をされている。
「宣伝目的」はこの時限りの問題ではなかったといえるだろう。

しかし、記事の削除と投稿禁止に関してリチャード氏は納得せず、「阿修羅への投稿HNを取得済みの有志方、そろそろ出番ですよ」などとブログに書き、他の党員にいさむ氏に代わって記事を転載するよう暗に指示していた。

その結果何があったのかは想像に難くない。
記事削除があった翌日10月21日には「今後リチャードコシミズさんの投稿を引用して投稿する場合は、管理人の許可が必要」という声明を管理人が公開する事態に発展していた。

そしてリチャード氏は「阿修羅というものそのものの「機能・目的・実態」がうっすらと見えてきたわけです。もし私がCIAの謀略担当であったとしたら、必ず入り込んで悪用しようと企むと思います」と述べ、阿修羅を謀略組織の一部として認定したのである。

以上が、今回の鎌倉デモ以前の、独立党と阿修羅の諍いである。

 

◆黒幕 リチャード・コシミズ

そして今回。
塚原勝美氏のデモの呼びかけが阿修羅で行われている以上、デモ妨害活動も同じ土俵で行わなくてはならないと判断したのだろう。
デモ前日の3月26日から当日27日にかけ、ブログを頻繁に更新して、独立党支持者に向けて阿修羅に行動をおこうすよう呼びかけている。

最初の呼びかけは、鎌倉デモの主催者である塚原氏が「極左出身者」であり、「極左は深いところで、「裏社会=世界権力」の手先」なので「デモ参加予定者の方、どうぞ、よく事態を御理解された上で行動してください」と呼びかけつつ、さりげなく「私、RKはそこそこ定評のあるジャーナリストです」(なんでイニシャルなんだろう?)と自己紹介をする文章を書き上げ、それを阿修羅に代行でアップロードするよう呼びかけである。
これが26日の午前7時。朝早くからなにやってんだこの人。

この呼びかけに応じた独立党員の努力の結果か、同日13時に記事の転載に成功する(「2/27の愚民党(自称「元」極左過激派)主催の鎌倉デモについて」)。
過去に阿修羅管理人が声明した方針は「今後リチャードコシミズさんの投稿を引用して投稿する場合は、管理人の許可が必要」なので、もはやブログへ誘導するリンクがあろうがなかろうが、リチャード氏の書いた記事の転載であるため削除の対象となりうるのだが、この記事は削除をされていない。
管理人からの「許可」が出されたのだろうか?

記事の代行アップロードの要請が午前7時で、その6時間後についに転載。
この6時間の間にどのようなことがあったのか。
そのことを知れば阿修羅管理人が「許可」を出したいきさつを理解することができるのではないだろうか。
リアルタイムで事の顛末を観察していなかったため、現時点で確認できる記事の文言から推測するにとどまるが、参考になるだろう箇所を以下に引用する(太字による強調はすべて引用者による)。

そこで、どなたか、阿修羅に投稿権限は持っているが【ほとんど使っていない】と言った方がおられましたら、UPを代行願えませんでしょうか?今日の朝のタイミングでUPしておきたい、重要な記事と考えています。よろしくご勘案ください。
もし、Upできないようでしたら、「デモ関連記事」のコメント欄に、その事実を!
(「阿修羅に記事UPを代行してください!(リチャード・コシミズです。)」)

コメント欄にRK記事が載せられたので、裏社会が真っ青になって印象操作をしています。書き込み可能なかた、参戦ください!私は完全にブロックされている模様。
(「阿修羅掲示板に殴りこみ中!」より)

本記事をブロックしても、コメント欄で攻撃されるので無駄だとわかったみたいですね。
(「ついにRK記事が阿修羅記事に!感謝!」コメント欄、リチャード氏のコメントより)

以上の引用箇所からわかるように、リチャード氏のブログ記事の転載を単純な投稿だけでなく、コメント欄にブログの記事の転載をするという無理をやってのけることで道理をひっこめさせたらしい。必死すぎる。

これだけ非常識なマネをする集団が記事ひとつ分の許可を出せば大人しくなるというのなら、それは遺憾ながらも悪くない判断であったかもしれない。

この転載成就に感謝を述べているリチャード氏であるが、転載だけでは飽き足らず、「2/27の愚民党(自称「元」極左過激派)主催の鎌倉デモについて」へコメントを寄せることを要請する上に、以下のようなこともブログで発言している。

もうほとんど騙される一般のかたは居ないとは思いますが、念のため、愚民党さんの新しい記事に皆さんのコメントをお願いします。
(「反小沢闘士だった極左愚民党さん主催の偽装小沢支持鎌倉デモ記事がまた阿修羅に」より)

塚原氏の投稿へコメントの要請である。もちろんデモを応援する内容ではないだろう

こうして手を尽くして戦い、「裏社会、ひどく焦っているようです。雨の日ですが、なんてすがすがしいのでしょう。有志の方、感謝」などと爽やかに締めくくったリチャード氏であるが、阿修羅管理人からは「策略詐欺・陰謀詐欺のリチャードなんとかさん、阿修羅掲示板には書かないでください。邪魔です」と言われる始末。
とんだジャーナリスト(あれ?今回やってることジャーナリズムと関係ないや)である。

 

あらゆる手段をもって阿修羅へ記事を転載することを黙認、時として自ら指示をし、さらには自分の気に入らない相手の投稿へネガティブなコメントするよう要請する。

インターネット上でそれらの行動を公開しているためこの言葉は似つかわしくないのかもしれないが、「陰謀家」「黒幕」という言葉は今回のリチャード氏にこそふさわしいといえるだろう。

 

《参考記事》
いさむ さん、2週間の政治板投稿自粛と投稿理由と今後の方針を教えてください
いさむさんの投稿可能数を0にしておきました。理由を考えてこちらにコメントをお願いします。それを見て復活を検討します。 
今後リチャードコシミズさんの投稿を引用して投稿する場合は、管理人の許可が必要
策略詐欺・陰謀詐欺のリチャードなんとかさん、阿修羅掲示板には書かないでください。邪魔です。
★阿修羅♪ 掲示板より)

CIA主導の大虐殺の歴史・統一邪教のコカイン・クーデター
阿修羅R・コシミズの記事「CIA主導の大虐殺の歴史・統一邪教のコカイン・クーデター」が削除されました
阿修羅R・コシミズ記事「CIA主導の大虐殺の歴史・統一邪教のコカイン・クーデター」削除について
ちょっとした事件から、社会の深い部分の構造が分かったりします。
某掲示板が、キーワード規制を掛けて、リチャード・コシミズ関連の投稿をブロックしている模様です。
某掲示板の正体暴露
某掲示板、必死の防戦中

阿修羅掲示板 ペンネーム登録待ち板6 アクセスランキング!
阿修羅掲示板の謀略性について
阿修羅に記事UPを代行してください!(リチャード・コシミズです。)
阿修羅掲示板に殴りこみ中!
ついにRK記事が阿修羅記事に!感謝!
反小沢闘士だった極左愚民党さん主催の偽装小沢支持鎌倉デモ記事がまた阿修羅に
阿修羅掲示板が「元極左2.27鎌倉謀略デモ主催者、愚民党さん」の記事で、必死のコメント・ブロックw
richardkoshimizu’s blogより)

「すぐそこにある陰謀」はとりあえず放置で

再びリチャード・コシミズ氏が小吹伸一氏に絡んでいる。
今度は2月27日に鎌倉で行われる、【 国民の生活が第一!小沢一郎を総理大臣へ! 鈴木宗男応援!】というデモ活動を陰謀と認定したのだ。
小吹氏がこのデモを主催するわけではないが、小吹氏と知り合いである塚原勝美という人物が主催するデモである。

そもそも小吹氏と塚原氏は、【小沢一郎議員の民主党議員としての地位保全を求める署名】(小吹氏が独立党を脱会するきっかけとなった署名運動)を通して知り合ったとのこと。
その塚原氏が2月27日に行う鎌倉でのデモを小吹氏が紹介し、それを独立党員が嗅ぎつけて独立党の掲示板に書き込んだことでリチャード氏が今回の出来事に気づいたようである。

塚原勝美氏が過去に左翼活動に参加していたこと、逮捕歴があることを取り上げ、「極左・偽装転向者には、世界権力と水面下で提携している輩が含まれています。むしろ、その連中は小沢さんの敵に相当します。」と、デモの参加予定者向けの警告。

署名で小沢支持の立場の人々の個人情報を集めたり、活動を過激にさせ、暴徒化する陰謀であると認定し、挙句の果てには「小説」まで書く始末。
やってることは小吹氏が脱会したときとほとんど同じである。

 

今回のリチャード氏の動きに対して抱いた自分の感想は、「今までほったらかしにしておいて、今更何なんだ」である。

小吹氏は独立党を離れた後も小沢擁護の署名活動を何度もやっている。
リチャード氏が「小沢支持者の名簿を作るため」と陰謀認定した署名運動である。
それも新宿で。

リチャード氏は池袋のあたりに住んでるらしいので、目と鼻の先だ。

彼が「陰謀」だと判定した活動がそんな近所(池袋-新宿は埼京線や湘南新宿ラインなら一駅)で行われているというのに、完全に放置してきたのである。

海の向こうの遠隔地で行われてたり、具体的に誰がやってるのか(あるいはやる予定なのか)わからない陰謀を阻止するのにネットでちまちま書いてることくらいしかできない、というのならまだわかるが(それでも本気度を疑いたくなるところはある)、「新宿で知り合いがやってる陰謀」ならちょっと足をのばして行動を起こすことはできるだろう。
暴力沙汰は当然推奨されないが、署名をしようとしている人を引き留めるようにアピールすることはできるのではないか。
「この署名運動は小沢支持者の名簿を作ろうとしているCIAの陰謀ですよー!」とか。超怪しいが。

このありさまで鎌倉のデモに関しては、「多くの危険性がはらんでいると考えます、よって、日本のために妨害させていただきます。」など宣言してもたかが知れているというものである。

《参考記事》
前科持ちの「極左」主催の鎌倉デモについて、情報を纏めておきます。
2月末の鎌倉デモ主催者で、自称「元」左翼活動家の塚原勝美さんへの回答文です。(その1)
2月末の鎌倉デモ主催者で、自称「元」左翼活動家の塚原勝美さんへの回答文です。(その2)
自称「元」左翼過激派主催の鎌倉デモに御参加予定の方へ
阿修羅掲示板の謀略性について
超短編小説 「でもさ~デモってさぁ」 (あくまでも小説なので過剰反応しないでねぇ)
超短編小説 「でもさ~デモってさぁ」 その2 (あくまでも小説なので過剰反応しないでねぇ)
超短編小説 「でもさ~デモってさぁ」 その3 (あくまでも小説なので過剰反応しないでねぇ)
超短編小説 「でもさ~デモってさぁ」 その4 (あくまでも小説なので過剰反応しないでねぇ)
(以上、richardkoshimizu’s blog掲載記事より)

2・27 鎌倉デモ開催について
塚原勝美さんとわたくし。
(以上、小吹 伸一 パーソナルログ掲載記事より)

塚原勝美(つかはら・かつみ)経歴

命を狙われて元気になる人

今回は年始に見た講演動画「スリルとサスペンスのRK独立党」の紹介。
今回から引用元の動画についても確認しやすいように表記するようにしました。
YOUTUBEで公開されている動画は分割されているため、何番目の動画の何分何秒目あたりからかを示します(例:「動画01/08 2:00~」 とあれば、全体で8つに分割されている動画の1番目2:00からという意味)。

内容は、これまでに独立党を襲った陰謀を紹介するというもの。

紹介されたのは以下の事件(実際には「2006年 ダビデの星のマークが入っているメールが来た事件 」と「2007年 京都講演会暗殺未遂」は紹介の順番が前後していますが、当ブログでは時系列にそって並べなおしました)。

  • 2006年 ダビデの星のマークが入っているメールが来た事件
  • 2007年 京都講演会暗殺未遂
  • 2008年 5人金魚事件
  • 2009年 似非右翼襲撃事件
  • 2010年 クスコの乱

この中で実害があったといえるのは、「主権回復を目指す会」とのトラブルを陰謀と認定した「似非右翼襲撃事件」くらいだろう(といっても陰謀ではない)。

あとは釣られたか、勘違いか、自爆である。

本題に入る前に、荒田技術について

まずこれらの具体的な話の前に荒田教授の研究についての話があった。
今回の講演会に先立ち、大阪大学で荒田教授と共同研究者のO氏と面会したという。
荒田教授の研究はやはり国からの助成は受けられていない状態で、資金難とのこと。
荒田教授は集めたお金はどうなってるか把握していないらしい(寄付は教授の管理下にある口座に直接送られているので、リチャード氏も把握してない模様)。

リチャード氏がいうには、おそらく100万くらいは残ってるとのこと(あくまで推測)。

そんな資金難の荒田教授を救いたいリチャード氏。
あくまで名誉職にすぎない現在の「名誉教授」から、外部の民間企業が最低年間2000万円くらいの資金を荒田教授に託して研究を依頼する「特任教授」になればいいとのこと。 特任教授になれば政府からの援助を取り付けるための働き掛けもできるようになるという。
リチャード氏は、「非常に知的レベルの高い企業経営者」に資金を出してもらいたいようだが、「すぐにお金になるわけではない」どころか、 実現するかも怪しい技術の話である。乗る人がいるとは思えない。

そして荒田教授に関してもう一つ。
ミズーリ大学が荒田教授のマネをしたそうな。
なんでもミズーリ大学に固体内常温核融合の研究の設立を決めたとか(真偽不明)。

ナノパウダーを利用する荒田方式に対し、こちらはナノ繊維をつかうもので、これをきっかけに荒田技術が認められていくと考えている様子。

現在荒田教授は実験で発生する過剰熱がもっと大きくなるよう考えているとのこと。

2006年 ダビデの星のマークのメールが来た事件

リチャード氏の元に「Covert Jew Alliance」(略称CJA 「秘密のユダヤ人同盟」)という組織からメールが送られてきたというエピソード。

リチャード氏が得意げに紹介するメールが「こちらは秘密のユダヤ人同盟(CJA)だ」(リチャード訳)で始まるアホらしさには力がぬける。

送られてきたメールの中には、リチャード氏がアメリカ大統領などの工作員を暴き立てたことを称賛したものや彼らの陰謀や目的を親切にも教えてくれてた物、いつでも彼を暗殺できることをほのめかす脅迫文などがあったという。

リチャード氏によれば、普通はこのようなメールをもらっただけでビビッてそれ以降追求をやめるか、あるいは彼らの側について大金を手にするかのどちらかなのだそうな。
英語版のホームページを見た暇人が書いたイタズラメールだとは思わなかったのか。

2007年 京都講演会暗殺未遂事件

2007年6月の講演会下見の際で幹部4人と中央高速を移動中、車の10mくらい後ろを超低空でヘリコプターが飛んでいたとのこと。
そのときに急に車が割り込んできて事故が起こるところだった、という話。
運転手は後ろのヘリに気づかずに前を向いて運転に集中していたために事故らなかったそうな。

これは「ヘリで気をそらしたすきに車をぶつけて事故を装う」暗殺計画だそうな。

「本当にね、こんときにね、もしやられていたら、これ以降の物すべて何もない。もう誰もリチャード・コシミズ言説を知らずに、リチャードコシミズ理論もリチャード史観も知らずに世の中は過ぎて行った」
(動画02/09 00:25~)

今からでも少しも遅くはないと思う。

2008年 五人金魚事件

発言力を増していく(何に対して?)独立党に対してCIAが綿密な計画を立てて動いた陰謀だそうな。

元幹部のcrack氏と「東京のKさん」が工作員として潜入し、他のメンバーを引き抜いていったという。
懐柔の手段は「金・酒・薬物・女・ホモ」だとか。このあたりは『小説911』でもうんざりするくらい書かれている。

単に幹部たちを引き入れるだけではなく、リチャード氏の暗殺計画も立てられていたとか。
それが公共の交通機関の事故に紛れ込ませて殺害するという、超ハタ迷惑な暗殺方法である。
リチャード氏が乗るはずだった四国行きの飛行機を墜落させて殺害し、その後リチャード氏不在で開催される四国講演会にて独立党を陰謀組織側についた幹部らが掌握してしまう計画だったという。

2009年 似非右翼襲撃事件

表向きはリチャード氏が「そよ風」の会員をうつ病患者であるというコラージュを作ったことを糾弾しにきたものであるが、実際には圧力をかけてリチャード氏の活動をやめさせようとする目的であったという。
この時のリチャード氏の物言い(動画05/09 05:18~)では、まるでコラージュを作ったということさえ事実無根の言いがかりであるかのような言い方であるが、コラージュをリチャード氏自身が制作し、ブログ上で公開したのは紛れもない事実である。

また、集まった人たちは右翼などではなく「似非右翼、元極左、過激派、総連関係者、部落活動家、薬物中毒者、ホモ、統一教会」だという。この人がどんな人間を敵視しているかがよくわかる。

「元極左」の部分に関してはおそらく、この時に対面した西村修平氏が学生時代に日中友好協会の派遣で1か月中国旅行をしたことからきているのだろうが、他のものについては証拠はせいぜい独立党員や心情党員からのメールくらいだろう。

もうひとつ。
この動画で初めて知った話なのだが、この騒動(2009年10月1日)が起きる直前に警察関係者が独立党事務所を訪問したという。

その際にリチャード氏は街宣にどのような人間たちが来るのかを説明したという。もちろんそれはリチャード氏の陰謀史観に基づいており、「似非右翼であって本当は左翼だ。本当は北朝鮮とつながった連中だ」と言ったそうな。
そんな説明されてもねえ。

リチャード氏によれば警察は似非右翼を幇助していたとのこと。
理由は、警察は西村修平氏と話をするよう頻繁に促したり、デモ前にかかってきた「脅迫電話」を聞かせたりしたのに問題視しなかったからという。
話し合いを促したのは、右翼団体が騒ぎ続ければ近所迷惑だからだと思うし、「脅迫電話」(おそらく「昨日の続きっ! まずは前科者からの真夜中電話!」で公開されている音声だろう)を問題視しなかったのは、「覚悟しとけよ」「この野郎」などとぼそぼそ言ってるだけで具体的には何も脅してないからだろう(もちろんこんな電話がかかってきたら気味悪いが)。

そしてこの警察官訪問時の様子をリチャード氏はカメラで隠し撮りをしていたという。
実際の映像が今回の動画06/09の冒頭より少しだけ公開されている。

音声が聞き取りにくく何を話しているのかは不明だが、この映像は「警察が似非右翼の幇助をしていた」「裏社会の一部として機能していた」証拠で、自分の身に何かあったら提出するという。

何の役にも立ちそうにない。

2010年 クスコの乱

陰謀組織が独立党No.2 小吹伸一氏を引き抜いたという事件で、医療器具や地名は無関係。
もちろん主観に基づいた話で、確証はない。

陰謀計画は以下のようなものであったと主張している。

  1. 独立党主導の小沢擁護活動を既成事実化
  2. その後個人的なトラブルや事故を偽装してリチャード氏&幹部(万人斬り氏)が抹殺される。
  3. リチャード氏の遺志として小沢デモを拡大していく
  4. No.2が組織を乗っ取り個人情報を集める
  5. 2012年にCIAテロのようなものが起きた時に個人情報を集められた人は抹殺される。

壮大な計画だが、当然何も起きなかった。
何も起きなかったのはこんな計画自体が存在しないからではなく、事前に回避することができたからという。

また、この事件の話は単純な事件の顛末だけでなく、小吹氏の薬物使用経験の話についても言及があった。

もともと、小吹氏が薬物の使用経験を語ったという音声ファイルが、元幹部らの運営するブログ『情報統合思念体』で公開されており(参照:「薬物の乱用は絶対に許してはならない!」)、小吹氏脱退後はリチャード氏もその音声ファイルを材料に、小吹氏の人間性を攻撃していた(小吹氏の薬物使用経験と更生に関してこれまで容認してきたにもかかわらず、「敵」になった途端こういう態度に豹変するあたり、付き合いを持ちたくない相手である)。

すると、情報統合思念体で公開されていた「小吹氏が薬物使用経験を語る音声ファイル」が「リチャード氏とcrack氏が怒鳴りあう音声ファイル」に差し替えられており、このことは「思念体」が小吹氏をかばった証左だという。

リチャード氏はそのように主張しているが、件のページに行って音声ファイルを聞くと、「小吹氏が薬物使用経験を語る音声ファイル」と「リチャード氏とcrack氏が怒鳴りあう音声ファイル」をくっつけた音声ファイルであることがわかる。

差し替えがあったのは事実だが、小吹氏が薬物使用経験を語る音声自体は聞くことができており、庇ってるとは言いがたい。
元幹部らがこの機に便乗して、リチャード氏がcrack氏に向かってわめき散らす様子を独立党支持者らに聞かせようと画策したのだろう。ちょっとセコい。

なぜ「思念体」が小吹氏をかばったかというと

「KS氏の薬物前歴は、誠実イメージをぶち壊してしまう。仲間の五人金魚が情報の拡散の阻止に動いた。KSとの関係が結果として露呈した。つまりバカだった。」
(動画07/09 10:00~ 「KS」とは当然小吹伸一氏のことをさしている)

ということになるらしい。

この話の最後には、ピョンヤンギャング氏についても触れられている。
ピョンヤンギャング氏は自ら退会することはなく、独立党員としての資格更新を希望しているという。

「会員資格を更新したいのですが、会員番号が155番なので受理してはもらえないでしょうか。まだ私を疑っておられるなら、すべての判断はリチャードさんにお任せするしかありません。なお、このメール文をブログで公開したければご自由に。そんなに私を笑いものにしたければ。そうなったら正直なところとても悲しいですが…」(動画08/09 0:00~)

もはや独立党に居場所はないのだろうが、自分から出ていけば「現会員たちを動揺させるための工作員の常套手段」などと言われるだろうし、ブログでいくら釈明しても「苦しい言い訳」「筋が通らない」「はぐらかし」などとケチをつけられるだろうことは、これまで工作員認定を受けた人々の前例を見ていれば明らかである。
そのため平身低頭の姿勢でただただ理解を求める今の形になったのだろうが、そうしたところで工作員認定が晴れることはないだろう。

また、一連の騒動でピョンヤンギャング氏が工作員だと騒いでいたセノハチ(旧H.N「ピョンさんのファン」)氏も退会したとのこと。
退会届には「私が至らなかったため」とだけ書かれており、そのほかには特に説明は書かれていなかったという。

リチャード氏の脳内設定ではセノハチ氏は世ゴロ協と敵対する立場の公安であったかもしれないのだそうな。
ピョンヤンギャングさんにさらにお聞きしたいこと続編4(2010.11.29-4)」のコメント欄で「会社に勤務している一介のサラリーマンです。」って書いてるんだけどな……。

今回の名言

前回と違って今回は動画ひとつ分であった上に、名言と自分が感じたものはほとんど出てきてないので、印象に残った発言を2つ紹介。

東京の、世ゴロ協の東京の支部長あたりは、毎日毎日やいのやいの言われていると思う。
『はやくしろ!』『なんとかしろ!』『だまらせろ!』『ころせ!』。必死になっていってると思う。

で、支部長のほうは『わかりました。わかりました。今度絶対成功します!』。

何回やってもおなじ。4回やっても5回やっても全部失敗。
次もやるだろうけど、これも当然失敗する。
いまから予言しときます、次は、…に…をやります(笑)。
もうわかってるけど、言わないよ♪」
(動画03/09 6:40~7:49)

「いずれにせよね、すごいなんか危険に満ちてるように聞こえるかもしれないけど、大丈夫なんです。みんなわかるでしょ?今まで見てると、要するに神様味方してるわけよ!もうね、全部ね、うまく上手に切り抜けられるのわかってんの。もうね、面白くないぐらいね、要するにパチンコスロットで絶対勝つのと同じ(笑)。

もうわかってんの、結論が。『どうせうまくいく』。

でもね、スリルとサスペンスってのはね、時として人間にとって必要なんですよ。
あのね、非常に元気になるよスリルとサスペンスがあると。ドキドキして。もう一回火曜サスペンス劇場聴くか?(笑)。

だからね、こういうの体にいい。もう一回やりたいと思ってんだけど、これは世ゴロ協さん次第だからね。

で、次はどこでやるか大体わかってるんで、期待してます。で、あのー近くになったら言います。『今度あぶないよ』とかね(笑)。

でもね、あんまり今は最初から裏をかかないで、泳がせておいて最後でどんでん返しって大好きだから、それをやろうって思ってますけど」
(動画08/09 07:59~09:04 火曜サスペンス劇場のくだりは、講演会中火サスのCM入りのジングル(?)を見たため)

今回の講演会のタイトルからしてそうなんだが、とにかく「世界的な陰謀組織」とやらに命を狙われる身のわりに、恐ろしく緊張感に欠けている。
この人にはおそらく「世界的な組織に生命を狙われるということがどんなに危険か」ということがリアルに想像できていないのだろう。

また、これらの発言の中で遠からず事件が起きることを仄めかしている。
またもや工作員認定が行われるのだろうか?

聴衆が呑気に笑っているのは、自分たちが工作員の候補者になっているということがわかってないからであろう。
サスペンスはともかく、スリルに満ち溢れているのは彼ら自身の立場なのだが。

おまけ――

「スリルとサスペンスの独立党というものは、今後も継続されるであろうし、みなさんの娯楽のタネとして、ネタを提供していきたいと思っています」
(動画09/09 00:03~)

ええもちろん。2011年も期待しています。

《参考動画》
「スリルとサスペンスのRK独立党」

《参考文献》
ユダヤ世界権力の本丸からユダヤ追及サイトを閉鎖せよと脅迫メールが殺到。
うつ病の 姉さん集めて 似非右翼
昨日の続きっ! まずは前科者からの真夜中電話!
薬物の乱用は絶対に許してはならない!
改訂版:クスコの遺跡(※この記事を書いた時点では、差し替えられた音声ファイルが小吹氏の薬物使用経験の話+怒鳴りあいの電話であることを認識しているが、いつの間にか記憶が書き換わっていたようである)
ピョンヤンギャングさんにさらにお聞きしたいこと続編4(2010.11.29-4)

今回の動画で紹介された事件に関して過去に当ブログで書いた記事
2008年 五人金魚事件関連
敵か味方か、無能な愚民か
会うは別れのはじめ
2009年 似非右翼襲撃事件関連
激突?
2010年 クスコの乱関連
独立党、秋の工作員祭り

中国

リチャード・コシミズ氏は非常に親中派である。
あまりの親中派っぷりに周囲から「中国人説」が出たりするほどである。
彼はよく、民間団体や政治政党などで指導的な立場を務める人間で気に食わない人間には「隠れ在日朝鮮人」なる称号をプレゼントしているが、絶対に「隠れ在日中国人」とはいわない。
彼の中では巨悪をなすアジア人というのはあくまで朝鮮人なのだ。

また彼は民族主義者でもある。
過去の講演会や著作において、日本人が非常に素晴らしい民族で、世界を主導していく立場であるという考えを強く示している。

そんな日中大好きリチャード氏にとって非常に好ましくない事件が起きた。

尖閣諸島での漁船衝突問題ノーベル平和賞である。

リチャード氏は尖閣諸島での事件を胡錦濤派と江沢民派の政治的な対立&エネルギー利権を守ろうというユダヤの陰謀と解説。江沢民派はユダヤの手先であり、政治の舞台で江沢民派が優位に立つため、衝突事件で胡錦濤派に揺さぶりをかけたのだという。
また、尖閣諸島で緊張が高まることにより、この地域でのエネルギー資源の採取が日中ともに獲得できなくなり、それによってユダヤ人の持つ石油利権の価値がたもたれるとのこと。
彼の理想は日中共同でエネルギー資源を開発することのようである。

リチャード氏は江沢民派をマイノリティーである「客家」であると主張している。
白人社会における「隠れユダヤ人」、日本社会における「隠れ在日」の中国版ということだろう。

そしてもう一つのノーベル平和賞。

これに関するリチャード氏の態度を見てるとなんとも、彼が中国に対してどう考えているのかよくわからない。

リチャード氏は親中派ではあるが、共産主義に対しては否定的な意見をもっている。
共産主義国家としての中国はユダヤ人の肝いりによって作られたとし、毛沢東はおろか、蒋介石までもがユダヤ人の意向に沿って行動したとしている。

そんなリチャード氏ではあるが、中国の民主化運動もまたユダヤの陰謀の一環としている。
民主化を求める運動は、それを弾圧しようとする中国政府に対してマイナスイメージを抱かせるための陰謀なのだそうだ。

弾圧をする側が被害者であるかのようなこの理屈は全く理解を越えている。

そしてその民主化運動が平和賞を受賞したとあったから、これはもう(リチャード的に)陰謀以外の何物でもないのだろう。
中国を侮蔑する目的」で平和賞を悪用したと非難している。
また、ノーベル賞ではないが、法輪功の活動やチベット自治区の独立運動についてもユダヤの陰謀であると考えている。

共産主義であることには批判的であるものの、民主化や自由主義運動について、国民の自発的な運動による変化は望んでおらず、現在の胡錦濤政権が続けばそのうち自主的に脱共産主義化して民主国家になると考えているようである。
胡錦濤を後押ししていた故・鄧小平が進めていた改革開放路線にものすごく期待しているんだろうか?
その可能性は低くなく、改革開放にブレーキをかけることになった天安門事件の中心人物の一人であるウーアルカイシをユダヤ人の手先として糾弾し、今年6月にウーアルカイシが中国大使館への侵入で逮捕された時には嬉々としていた。

彼は親中派ではあるものの、それは政権・政府に対して非常にウェイトを置いている。
現政権を肯定的に評価しようとするあまり、独裁体制に不満を抱いている人々による「反体制」に対しては激しい論調で攻撃している。

中国は政府がいつか何とかしてくれるだろうから、民衆はたとえ現在において権利や自由が制限されていても文句を言わずにおとなしくしていろ、と考えているのだろうか。

ユダヤ人の世界支配を非難する一方で、中国政府に関しては「寄らば大樹の陰」。
中国人よりも中国政府が好きで、それでいて共産主義は嫌っている。
こういう態度はちょっとわしの理解を越えている。
「リチャードコシミズは中国政府から送り込まれた工作員である」という陰謀論以外で、適切にこの状態を説明することができる意見がほしいものである。

おまけ――

今回のノーベル賞、化学賞に日本人が輝いたわけですが、これに対してリチャード氏は不満な様子。
化学賞受賞そのものが不満なのではなく、彼が信じてやまない常温核融合開発者 荒田名誉教授が全くをもって相手にされてないからである。
300万円の寄付を集めることができたものの、それ以降音沙汰のない教授の研究はノーベル賞以前の問題だと思うのだけどなあ。

尖閣諸島漁船衝突事件についてほとんど触れてなかったのでここに追加。
漁船が監視船に衝突する一部始終を映した動画がYOUTUBEに流出した件について、リチャード氏は流出させた海保職員がCIAの手先であると独自の超解釈を公開。
リチャード氏にとっては幸運(?)なことに海保職員の配偶者が「両親が米国籍を持つ韓国人」であったことから、「CIA配下の統一教会信者」であると仄めかすような記事も公開している。
彼にとっては陰謀を断定するための情報など、この程度で十分ということである。

そんな情報の確度の低さにも関わらず、彼の言説を信じ、従い続けていた人物を襲う出来事については、次回以降の記事とさせていただく。

《参考文献》
今回の「尖閣衝突事件とその後の対日暴動」ですが、中国国内の権力闘争と見るのが正解です
日中どちらにも海底油田を掘らせないで、米国ユダヤ人へのエネルギー依存を続けさせるための「尖閣衝突」
金融ユダヤ人が仕組んだ小沢総理就任阻止と尖閣日中衝突。馬鹿を見るのは日中の大衆。
金融ユダヤ人の描く「日中戦争」構想実現のための「尖閣衝突」
あの~CIAさん、尖閣衝突の映像流失なんですけど….
尖閣衝突ビデオ:CIAさん、思惑大外れでじっと手をみる。
sengoku38さんの奥さまが韓国籍?
「あいかわらず独立党は中国には甘いんですね」だそうです
天安門事件のウイグル人リーダー、警視庁にご一泊
極東戦争惹起目的のノーベル平和賞
ノーベル平和賞発表後、信濃町の邪教本部では….
(以上、すべてrichardkoshimizu’s blog より)