2014年12月14日の選挙が終わったのち、『不正選挙追及巨大行政訴訟団を組織します。』という宣言があったものの、以降の記事では訴訟の準備についてブログでの言及はほとんどなく、状況がよくわかっていなかった不正選挙裁判。
しかし2月になって、『さて、そろそろ楽しい不正選挙裁判の季節がやってまいります。』の記事が公開され、訴訟への準備が着々と進んでいたことが明らかになった。
今回起こされた裁判の中でも、リチャード氏のブログや講演会などで詳細が語られた、東京と大阪の2か所で起こされた裁判について紹介する。
◆大阪の不正選挙裁判
大阪で行われた裁判については、リチャード氏自身がかかわっていないこともあって、情報はあくまで党員からの報告が中心となる。
その報告の中で3月5日の口頭弁論については、『大阪高裁の不正選挙不正裁判の録音・答弁文字おこしです。 』の記事で、文字起こしによる非常に詳しい報告が出ているので知ることができた。
かなり尋常ではないやり取りとなっており、傑作である。
Y:《ため息》えー、まず、答弁書に対する抗弁をする前に、本法廷の録音・録画を禁ずる法的根拠をお教え願います。
J:法廷内規則にて規定されております。
Y:フーム、すみません、それはネット検索で引っかかりませんでした。私がとりあえずそれに近いとおもったのは裁判所法71条と72条の法廷警察権ですが。
J:そうではありません。
Y:フーム、なにか傍聴席からあるようですが・・・。ただ、日本国憲法82条では、政治犯罪と基本的人権に関わる裁判は必ず公開しなければならない、と定められております。現在公開されている対象はここにある傍聴席だけです。公開されるべき対象は日本国民全員と認識しております。又、このように、録音手段を制限する、あらゆる工作、これは日本国憲法21条2項が禁じる「検閲」じゃないですか? 検閲! 検閲に該当します。検閲が行われている裁判はこれ、「密室裁判」じゃないですか! 「ブラックボックス裁判」ですよこれ! ブラックボックス!
(引用者注:Yは原告、Jは裁判官 太字は引用者による強調)
何でもかんでもネットで得られないとダメというのが何ともひどい。
この裁判はあくまで選挙無効に関する裁判なので、録音・録画の禁止が公開裁判として不十分だと思うのなら、別途働きかけでもなんでもするべきだろうに、この場で騒いでもどうしようもないだろう。
別に録音や録画でなければ、裁判の内容を公開することは禁止されていない(文章や絵画ならOK)のだから密室ではないし、公開内容をチェックされるわけでもないのだから検閲でもない。
J:裁判公開の原則と検閲禁止に違反しているという事ですが、検閲というのはどういうことですか?
Y:本来出るべき情報に制限が加えられている事、これは検閲です。
J:えっと、他には何かありますか?
Y:更に言うと、こういうブラックボックス裁判とか、それが守ろうとしている不正選挙、これを組織的にやると刑法77条の内乱罪、最高刑は死刑。そして一連の不正選挙の結果、アメリカへの利益供与、国民奴隷化、ひいては日中戦争、国を売るという売国行為なんですね。国を売るという事は、刑法81条、外患誘致罪。量刑は死刑しかありません。
裁判官からどういうことを検閲と指しているのか聞かれているのに、全く関係ない死刑だなんだと騒ぎだすあたり、かなり残念な人である。
「コマワリ君かよ!」とツッコミたくなるところであるが、彼らはリチャード氏の発言をかなり忠実になぞっているからこんな残念な有様なのである(12月の選挙においてリチャード氏は独立党員らに対して、選挙管理委員会に「不正選挙に加担するものは死刑」というFAXを送るよう呼びかけたりしていた)。
この後弁論が集結されそうになるのだが、まだ本題に入ってないと粘り、「5分だけ」と言われたのにも関わらず延々と電波気味なことを話し続ける。
Y:閉廷には異議があります。答弁書を拝読致しました。私、原告は、アップル製の携帯音楽プレーヤー、これ、実は位置情報も分かるタイプ、iPod Touchを投票箱に投入した恐らく日本最初の人間です。帰ってきたのが開票日翌日ではなく、2日後です。あれれれれ〜? 即日開票だから、翌日帰って来るものとてっきり思っておりました。結局帰って来たのが2日後で、その際に自称警察官に拘束され、始末書を書かされましたが、そのコピーの取得は拒否されました。まあ、この行為には幾つかの違法性を指摘出来ますが、それはさておき、2日後に返って来たということは、当日に当該投票箱が正しく開票されていないという疑義が生じております。
もうちょっとましなことで「日本最初の人間」になっていただきたいものである。
「iPod touchを投票箱に入れたら、翌日ではなく2日後に帰ってきたのはおかしい」というクレームである。
開票作業の進行やあるいは後片付けが優先され、異物投入という問題行動に対する対応はとりあえず後に回されたとか、2日後になった理由は十分に考えられる。
投票箱は郵便ポストではないし、ipod touchは市内宛の郵便はがきでもなければ、選挙管理委員や警察官は郵便職員ではない。
そもそも、iPod touchを投票箱に入れるという企みは、投票箱の位置情報をチェックすることで不正を摘発するものだったハズだが、3月13日に開かれた講演会で原告のユウキ氏は、「i-card」という位置情報システムが電源の自動オフになってしまったとか、投票箱が金属製で位置情報がわからなくなってしまったとか理由を説明をしていた。
当初の目論見が失敗してしまったから、こんないちゃもんのつけ方をしていたということである。
Y:それから、iPod Touchを投票箱に入れるという行為が、答弁書の証拠の乙2号だったかな? 「今後、この手の行為が増え、エスカレートすると大変な事になる分野だと懸念している」とのことですが、当時の自称警察官も答弁書も該当法規・条文を提示していませんでした。公職選挙法の何条に違反してるんですか? 私も見つけられませんでした。答弁書からも読めませんでした。おまわりさんも言ってくれませんでした。自称おまわりさんですか? バッジ見てねーし。えーっと、さて、なにが「大変な事になる」のでしょうか? 仮にGPSが生きていて、投票箱が開票所ではなくゴミ焼却所や神戸港に行っちゃってるって事がばれちゃうからでしょうか? あれれれれ〜? 不正選挙の手口を自白しちゃいましたか?? 代わりに偽票入りの投票箱を開票所に入れていませんか? やっていないということを国民として信じたいですよ。みんな真面目に。しかし、私の手元にある事象はそうではないという事を示しているので、訴状を提出させて頂きました。
「この手の行為がエスカレートする懸念」に対して「法的根拠を出せ」というのは実に馬鹿げた発言である。
なんで「懸念」に「法的根拠」がいるのだ?
この先独立党が、「開票所で開封される投票箱は本当に自分が投票した投票箱なのか?」という疑心暗鬼を募らせて、「開票作業で絶対騒ぎになるようなもの」(例えば票を汚辱するインクなど)を投票箱に入れて、開票作業現場でその騒ぎが起こるかどうかを確かめるなんて行為を実行するのでは、という懸念は確かにある。
何しろ、今回のiPod touchの件で、「投票箱は金属製だから、リアルタイムでの位置情報確認はできない」なんてことになっているのだから。
あと、挑発的な「あれれれれ~?」については「コナンくんか!」と一応ツッコんでおく。
◆東京の不正選挙裁判
東京高等裁判所で行われる裁判については、リチャード氏自身が原告として出廷し、しかも口頭弁論の後は講演会を予定していることが『3月13日(金)は東京で大イベントを開催します。』で予告された。
講演会の内容は、『2015.3.13RK池袋「東京高裁不正裁判祭り」講演会動画を公開します。』、『Valley様、15.3.13RK 池袋「東京高裁不正裁判祭り」講演会の文字お越し、ありがとうござい』などで紹介されている通り、YoutubeやPDF文書で確認することができる。
東京の裁判についてはこの講演会をベースに書かせていただく。
裁判の様子がどうであったか、特に警備体制などについては『東京高等犯罪所の不正選挙不正裁判顛末記』、『東京高等犯罪所カルトインチキ裁判専属のRK独立党法廷画家、H画伯の秀作、第二弾です。 』などが参考になる。
この顛末記によれば、開廷する前から、写真撮影をした党員が警備員にとっ捕まり、その捕まった人の席が空いた分と他の人間を入れさせろと、係員と党員がもめたりと、場外乱闘が早速始まっていたようである。
また、警備の様子を異常と評しているが、それは間違いなく独立党の過去の行状が問題視されているからである。
口頭弁論が終わった後、もはやお約束といっていいほどの大騒ぎが始まり、独立党員がこぞって廊下で替え歌を合唱したという。
そして裁判の後、独立党員たちは池袋に移動してお花見などをやったという。
一体何しに裁判所に行っているんだ。
今回の池袋講演会の中で、一番興味を引いたのは、独立党員による筆跡鑑定である。
ナカジマという党員がこの鑑定をやったとのことで、生活の党に入れられた本物の票と、公明党に入れられた偽物の票をそれぞれ赤外線顕微鏡で見たら、本物の票に関しては筆圧による痕跡が確認できたが、偽物の票では痕跡が確認できなかったというのである。
これはなかなか説得力がある話に聞こえる。事実ならば。
しかし、鑑定方法が適切だったのか、そこから疑ってみる必要はある。
私が思いつく疑問点は以下のとおりである。
- 機材は適切なものを持っていたのか、適切に使用できる人間はいたのか?
- 鑑定に用いられた票はどのように入手したのか?
- 真贋の区別をどのようにつけたのか?
まず機材について。
ナカジマ氏は赤外線顕微鏡というおそらく一般家庭では使い道のない高価な機材を所有していたのだろうか?
もし個人所有をしていなくても、なにかの伝手でそれらを使える環境にあったということなのだろうか?
同じ赤外線撮影機能がついていても、写真撮影用のカメラを顕微鏡の代用として使っていたりしたら、信憑性は薄れてしまう。
次に鑑定に用いられた票について。
本物の票は、投票所で自分の分の投票用紙を持ち帰ればそれだけで用立てることができるだろうが、偽物の票となるとそういうわけにはいかないだろう。
まさか開票所や投票箱から「公明党」と書かれた投票用紙を盗み出したわけではないだろうし(違法な証拠では裁判には使えない)、正式な方法で選挙管理委員会に提出でもしてもらったのだろうか?
最後は真贋の区別について。
ナカジマ氏やリチャード氏が、「公明党の票に筆圧の痕跡が見られなかった」ということを根拠に偽物だと騒いでいるが、公明党の票にだけその現象が確認できたということなのだろうか?
痕跡が見つかるほどの筆圧をかけなくても票に党名を書くことができるという可能性は排除できるのだろうか?
投票用紙の表面がつるつるしておらず、鉛筆の芯が軟らかければ、殆ど力をかけなくても文字は書けるだろう。
生活の党に入れられた票はどれも筆圧がかかっていることが確認できたのだろうか?
全数調査ができないとしても、サンプルを多数調べているのか疑問の余地はある。
もし、「赤外線顕微鏡は高価で手に入らないので、写真撮影用のカメラの赤外線撮影機能で代用した」、「本物の票は自分の手元にあるので接写ができたが、偽物の票は開票所にあった公明党の票を遠い位置から最大望遠で撮影した」というような鑑定だった場合、接写と望遠での解像度の違いで筆圧の痕跡が確認できない可能性がある。
果たしてナカジマ氏はどのように鑑定したのだろうか?
というか、もし票に書かれたがインクジェットやレーザープリンタで印刷されていたら、筆跡鑑定なんかしなくても、鉛筆で書かれていないことが一目でわかるんでは?
そしてこの講演会でもう一つ気になったのが政界進出の話。
裁判とは関係がないのだが、リチャード氏は以下のように発言していた。
最近ね、僕の周りでね『独立党はね、選挙に出ないの?』て話もいろいろある。
ベンジャミンなんて勝手に「日本独立党」なんて名前つくっちゃって。
こないだあった時に「じゃあベンジャミン、うちから出なよ」って俺まで言っちゃったよ。
まあね、僕はね、K美なんか出したいね。国会にね。
(K美氏、「過去がやばい」と発言)
過去がやばいのは俺の方がよっぽどやばいよ。大丈夫だよ。
いや、本当にね、そろそろ我々もそういう行動に移るべきかなと思ってる。
まぁね、それでもって議席が取れるかどうかわからないけども、そういうね、チャンスが巡ってくると思う、これから。
つまり我々がブレイクして、もっともっともっと多くの人たちが真実を知って、RK理論を知って、そして集まってくれれば、我々は、裁判が正常に行われる限りは、勝てるようになるかもしれない。 その時が来たら行動を起こす。
いま闇雲に立ち上がっても勝てるとは思えないけども、そういう時が必ず来ると思う。
これを前向きな政界進出の意思と読み取っていいのかは微妙である。
「出る」とは言っているものの、「裁判が正常に行われる限り」という条件を付けている(もちろん現在の裁判は独立党的には異常)し、「そういう時が来ると思う」ということは今はその時期ではないということでもある。
結局のところ「ユダ金はもうじき崩壊する」というお約束の発言と同レベルで、いつまでたっても「そういう時」は来ないのではないかと思う。
先日の統一地方選挙、リチャード氏ら独立党は豊島区で荒井寛氏(生活の党<以下略>)を応援したが、見事落選した。
リチャード氏はブログにおいて、『豊島区議選:創価カルト変質者候補が全員当選?』などと書いているが、荒井氏のために訴訟を起こすのだろうか?
陰謀ということはわかっていても、そのために具体的に戦うことはしないのなら、薄情な話である。
《参考記事》
『不正選挙追及巨大行政訴訟団を組織します。』
『さて、そろそろ楽しい不正選挙裁判の季節がやってまいります。』
『3月13日(金)は東京で大イベントを開催します。』
『不正選挙不正裁判の傍聴に行かれる皆さんへ 』
『2015.3.13RK池袋「東京高裁不正裁判祭り」講演会動画を公開します。』
『Valley様、15.3.13RK 池袋「東京高裁不正裁判祭り」講演会の文字お越し、ありがとうござい』
『3月5日、大阪高裁も3月13日、東京高裁も傍聴席満員が予想されます。』
『BF氏が3.13東京高裁不正選挙裁判に言及! 』
『3月13日、東京高裁不正裁判ですが、創価奴隷を動員して「傍聴人抽選」に並ばせ、創価だけ当選させて』
『高等犯罪所の傍聴抽選は「当選者を発表する」かたちで成されます。よって、抽選で不正を行い創価奴隷馬鹿』
『本日19:30からのRK池袋豊島公会堂講演会「不正裁判スペシャル」は同時中継いたします。』
『東京高等犯罪所の不正選挙不正裁判顛末記』
『東京高等犯罪所カルトインチキ裁判専属のRK独立党法廷画家、H画伯の秀作、第二弾です。 』
『インチキ裁判:撮影、音声録音を裏社会がひどく恐れている。』
『東京高裁不正選挙不正裁判犯行チームの犯罪者のみなさんが、どうしてもとってほしくなかった裁判音声ですが』
『東京高等犯罪所の偽裁判について、秀逸投稿をピックアップさせていただきました。』
『東京カルト犯罪者高裁の不正選挙不正裁判の傍聴報告です。』
『東京高等犯罪所 429号法廷前の廊下で「もしもし杉原裁判長」大合唱!』
『「高裁で市民団体の日本独立党が、安倍政権が偽政権である証拠を集めて、起こした裁判が,途中で閉廷」』
『3.30東京高裁不正判決祭りで感じたこと』
『2015 3 30 東京高裁不正裁判判決における犯罪の記録』
『大阪の不正選挙不正裁判は3月5日、大阪高裁です!原告はRK独立党員!』
『大阪キチガイ高裁の不正裁判、ご苦労様でした。』
『大阪高裁の不正選挙不正裁判の録音・答弁文字おこしです。 』
『これから有名になるひと』
『杉原朝鮮専属裁判長?』
『朝鮮杉原は名前だけ使われて、出廷した裁判長は別人28号だった?』
『東京裏社会高裁騒動、どんどん情報拡散しています。』
『東京高等犯罪所の当局は↓この写真の人物は杉原則彦犯罪長ではないといっているそうです。』
『北岡日大特任教授』
『「裁判長替え玉騒動」について、K美姉さんから経緯の説明と詫び状です。』
上の記事では、担当した裁判官の顔を別人と間違えた誤情報をばら撒いた挙句、自分では全く謝らなかったリチャード氏を見ることができる。